UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2021/10/4)

最近玄米を食べていますが、炊飯器の玄米コースで炊くとかなりおいしいことを知りました。白米と混ぜて普通コースで食べていた今までが残念。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

ダークデザインとは?ユーザーの意図に反するデザインが浮き彫りにする課題 (root)

ダークパターンについての記事です。
ここでは「ダークデザイン」と呼ばれていますが、一般的にはダークパターンと呼ばれることが多いと思います。
ユーザーにわざと判断ミスを起こさせたり、不利益を被るよう仕組まれてたりするもので、具体的なケースと一緒に詳しく紹介されています。
ページ中ほどに記載されている「アプリで開く」ボタンは私もよく踏んでしまいますし、プリンターのインクも普段から不満に感じている点でもあります。
こうした例は探せばもっとたくさんあるはずで、このような場で可視化していくことも、ダークパターンを減らしていく一助になるのかもと思いました。

国際的なユーザビリティテスト:必要な理由 (U-Site)

様々な国の Webサイトの調査についての記事です。
言語ごと、国ごとに文化や習慣で違いがあり、それらをテストする必要性について説明されています。
実際の事例が書かれているので理解が進みますが、その国の言葉の意味するところや、他のサイトで馴染みになっている構造などは、一通り読んだだけではピンと来ないものもあり、だからこそユーザビリティテストが必要だと言えるのだと思います。
最近は海外のサービスで中国語や韓国語は用意されていても、日本語がない、というのを時折見かけますが、日本向けはあまり商売にならないのでしょうか。。

あなたのブランドを「Apple」にする方法 (Workship MAGAZINE)

Apple のようにブランド価値を高める方法についての記事です。
スティーブ・ジョブズの言葉など、比較的有名な内容が多いですが、そうしたブランド価値をどうやって高めていけばいいのかについて説明されていて、わかりやすい内容になっていると思います。
記事の中で触れられている「使いやすさについてはもはや優劣にならない」という点は確かにその通りで、もはや当たり前の価値だと思います。
今の世の中で強みとなる付加価値、その元となる存在価値が、ブランド価値に繋がっていくのかなと思いました。

「ADWAYSデザイナー川柳大会」結果発表! (ADWAYS CREATIVE)

デザイナー川柳というおもしろい取り組みについてです。
優秀な作品が紹介されており、あるあると思わずうなずくものも多数ありました。
どちらかというとデザイナー特有というよりはテレワーク特有という観点が強いように思いますが、それぞれの会社で似たようなことをやってみるのもおもしろいのかもしれません。
賞金が出るのは良いですね。

21 UX Laws Used by the Most Successful Designers (The Web Designer)

UX 関連の法則について記載された記事です。
比較的有名なものが多いですが、重要な法則がたくさん紹介されています。
最近は日本でもこうした法則に関する書籍が出てきていて、知名度が上がってきているように思います。
10番目と18番目の法則は矛盾しているようにも見えますが、バランスが大事ということでしょうか。
あるいは、後者は 10ヒューリスティックスにある、ユーザーの主導権のことに近いのかもしれません。

UX deliverables are dead*, long live collaboration (UXM)

UXデザインの成果物についての記事です。
ワイヤーフレームはもはや必要なく、デザインシステムをベースとしたプロトタイピングで事足りる、といった内容で説明されています。
開発プロセスアジャイルであれば、デザインプロセスもこの取り組み方が合っているように思います。
この記事はタイトルに「*」がついていて、文末に注釈があります。
そこでは外部とのやりとりで成果物が必要になるケースが触れられていますが、この記事を読んだ人の不安もそうしたところにあるのではと思います。
ワイヤーフレームが必要ないと結論付けるまで行かなくとも、どうコミュニケーションを取れば最小の成果物で済むのかを改めて考えてみる良い機会になるかもしれません。