UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2020/6/8)

運転免許の更新に行ってきました。免許センターでは間隔をあけて並んでください、ということでかなり工夫されていましたが、一か所だけ密になるところが。これでは意味がない気がします。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

直感的なプロダクトをつくるためのメンタルモデル (UX MILK)

メンタルモデルに関する記事です。
ユーザーの頭の中での理解、すなわちメンタルモデルについて、例示しながら重要性について説明されています。
ここで大事だと思ったのがこの記事のタイトルで、直感的というのはやはりメンタルモデルに合致しているかどうかが最重要なのかなと思います。
メンタルモデルの解き明かし方についても書かれていますが、ここで紹介されているユーザビリティテストだけでなく、競合分析というのも取りうる選択肢なのかもしれないと思いました。

顧客の5タイプとそれぞれの心の掴み方 (SeleQt)

主に ECサイトでの利用顧客のタイプについての記事です。
5タイプありますが、最後の方に記載がある通りどれかひとつの型に当てはまるわけではなく、複数当てはまるケースが多いと思います。
金額の多寡や、それぞれのこだわりなどによっても変化しそうです。
最後に出てくる経験重視型は、過去の経験に即して決めるというわけではなく、購買体験を重視するという意味のようなので注意しないとですね。

「3密」防げ 新型コロナによる新しい生活様式をデザインで支援 (日経クロストレンド)

新型コロナウィルスで出てきた課題に関しての取り組みについて紹介した記事です。
いくつかアプリなどが紹介されていて、自分も使ってみようとか、試してみようという気持ちになります。
ここで取り上げられている以外にも多くのソリューションがあると思いますので、そういうのも是非知る機会があるとよいと思います。
この記事では「デザインの力」と表現されていますが、デザインというとまだまだ誤解が生じるかもしれません。
これは課題解決の力であり、デザイナーだけでなく誰もが考えていけるものだと思います。

マンガでわかる未来のIT 第18話「テクニカルUXデザイナーとは?」 (sight)

近い将来の職種ということで「テクニカルUXデザイナー」が紹介されています。
漫画なので頭に入ってきやすいと思いますが、まだ触りしか読むことができません。。
早く続きが読みたいですね。
このテクニカルUXデザイナーに似た職種は今もあって、「UXエンジニア」とか「テクニカルインタラクションデザイナー」がそれに近いと思います。
そのうちデザイナーやエンジニアという職種を超えて、誰もが UX を考えつつアプリやサービスの開発に携わる、という未来が待っているのではと思います。

Good Design Vs. Good UX Design (UX Magazine)

良いデザインと良い UXデザインについての記事です。
前者のデザインはビジュアルデザインですが、UX を考慮したデザインをすべきという趣旨になっています。
いくつか具体例が紹介されていますが、アイコンがわかりにくい例については、クルマのコックピットのアイコンとか、日常的によく直面する問題だと思います。
最後の例、猫のカップについては、使っているシーンを想像すると笑えます。
これを逆手に取って、制約を設けることで人の飲み方をデザインするというのも面白そうですね。

The Future Is Touchless (Built In)

新型コロナウィルスの影響で、タッチレスな世界、音声によるインタラクションが増えていくだろうという記事です。
かなり長い文章ですが、ところどころサマリーが書いてあったり、わかりやすく配慮されています。
確かにタッチスクリーンが感染リスクがあるのであれば、音声UIが重要になっていくと思いますが、ジェスチャー操作という未来もあるように思います。
文中で書かれている、店舗にいるだけで人の感情がトラッキングされるというのは、確かに接触の機会を減らせるとはいえ、あまり気持ちいいショッピング体験にならないのでは、という気もします。