UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2020/10/19)

早速鬼滅の刃の映画観てきました。心を熱く燃やそうと思いました。
さて、先週一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

最適なタイミングを考慮したデザインをする (UX MILK)

Webサイトの表示時間やユーザーのタスク達成にかかる時間に関する記事です。
この記事では Powers of Ten について触れられていて、表示にかかる具体的な秒数がかかれています。
ただ、ユーザーが待てる時間はだんだん早くなってきているという話もあるので、サイトのパフォーマンスは良いに越したことはないと思います。
あと、フォームが長い場合はステップを分けるという話も書かれていますが、あまりに分かれすぎて全然終わらないというのも問題です。
やはりフォームで聞く項目の精査から入ったほうが良さそうです。

UXデザイナーへのガイド – The Guide To Design (UX TIMES)

UXデザインの入門的な翻訳記事です。
章立てになっていてかなり分量が多く、私もまだすべて読み終わってないのですが、こうしてかなりの情報量を翻訳して提供してくれるのはありがたいことだと思います。
各章にはそれぞれのテーマに関する書籍や記事が紹介されており、こちらも参考になりそうです。

2020年の最新事例に学ぶ BtoB サービスサイトに必要な9要素とは? (えそらLLC UX ブログ)

SaaS のサイトについて分析し、サービスの紹介サイト、ランディングページに必要な要素を分析した記事です。
実際に分析した事例を多数掲載していてわかりやすいです。
BtoB にフォーカスされていますが、 BtoC であっても必要な要素が多いと思います。
料金表についてあまり掲載されていないという件については理由含めて納得感がありますが、ユーザーサイドからすると、やはり問い合わせすべきかどうかの基準にもなると思うので、ざっくりとした規模感はわかる程度に掲載されていると良いなと思います。

人の感情を軸にした「共感ドリブン」なUXデザイン (Workship MAGAZINE)

共感ドリブンな UXデザインについての記事です。
一通りのプロセスがわかりやすく説明されていますが、普通の UXデザインとそれほど違いはなさそうで、言ってみれば UXデザイン自体が人の共感に根ざしたプロセスだと言えそうです。
ただ、最後に出てくるテクノロジーの人間化というのは、アプリやサービスがユーザーの気持ちを汲んで人との会話のようにやりとりできる世界を考えたときに、大事なキーワードになっていくのではないかと思います。

Stop Counting Clicks. (boxes and arrows)

Webサイトの使いやすさにクリック数は関係ないという記事です。
コンテンツは 3クリック以内にアクセスできるようにしておくべき、といういわゆる「3クリックルール」は、調査してみると今の時代にはほとんど意味がないとのことで、そのあたりの調査結果や、代わりにどうすべきかについて書かれています。
クリック数が多いと認知負荷が高まるという話も聞いたことがありますが、そのあたりはどうなんでしょうか。
まぁ少なくともクリック数を使いやすさの指標にするのではなく、ページの複雑さを減らすなど、全体としてユーザーにアクセスしやすいものにしていく必要があるのだと思います。

Design Trend: Modern Tappable Targets (And How to Do It) (Design Shack)

タップ可能なターゲット、まぁボタンと言っていいと思いますが、そのルールに関する記事です。
最近のトレンド含めて、色や大きさ、文言などの要素について説明されています。
色については確かにここでの指摘のとおり、トレンドが暖色系から寒色系に変わってきているかもしれません。
広告の閉じるボタンは小さいというのもあるあるですが、これはダークパターンですね。