UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2020/5/11)

先週はGWだったのでブログもお休みしようと思っていましたが、意外と興味深い記事が上がっていたので書いてみました。自粛だから皆さん時間があるのかな。(まぁ私もそうなのですが。。)
ということで、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

デザインの10年「Decade of Design」がはじまるーーa16zがFigmaに出資したその理由 (BRIDGE)

Figmaユニコーン企業になったという件を通して、デザインを重視する必要性について書かれた記事です。
成長している会社の多くでデザイナー職が増えているとのことで、実際の肩書きが「デザイナー」かどうかにかかわらず、UX の観点から物事を考えられる人が増えていくのは必要なのだと思います。
Figma はオンラインでコラボしながらデザインやプロトタイピングのできるツールですが、日本でもここ一年でかなりメジャーになってきた気がします。

日々の暮らしから考えるUIとUX: 「これはどうやって流すの?」 (Gaji-Laboブログ)

日本のトイレの流し方が海外の人にとってわかりにくいのではという話です。
機能が複雑化する中でわかりにくさも上がっているという指摘は確かにと思います。
ここで紹介されているピクトグラムに統一されていけば、海外の人もパターンを覚えればよいのだと思いますが、少し前のトイレであれば、補助的な説明を付け加える必要があるかもしれません。
どういう説明ならわかってもらえるのか、既に知っている当たり前を一から考え直してみるのは、よいデザインの練習にもなりそうです。

優れたUXデザインが与える生理的心地よさを調べる (Zer Gauza)

ビデオゲームの楽しさは生理的な心地よさが元となり、もっとプレイしたいと思えるのではないかという記事です。
文中に「ユーザーは褒められたい」という表現がありますが、これはどちらかというと「達成感が感じられるものを好む」ということなのではないでしょうか。
ゲームに限らず、操作結果の有効なフィードバックなど、小さな達成感を得られるようにしていけるとよいかなと思います。
ところで、ここで紹介されているサンプルゲーム、砕けた破片で他のブロックも消してくれるともっと楽しくなりそうです。

UXは手法を学ぶな、問題点がわかる視点と解決方法の思考を学べ (UX TIMES)

UXデザインの手法に関する記事です。
タイトルが「手法を学ぶな」となっていますが、これは極論で、手法などのスキルセットと一緒に思考などのマインドセットを学ぼう、という意味と捉えるのがよいのかなと思います。
まずは課題を見定め、解決への道筋をつける中で、一番効果的な手法を選べるようにしていくのが大事ですが、そのために何をするための手法か、どういう場合に使うべきかといったポイントを理解しておく必要はありそうです。

5 design lessons from my trip to Japan (UX Collective)

日本での旅行中に見つけたデザインについての記事です。
冒頭に「ローテクである」と言われているのは、筆者の意図と違うかもしれないものの少しグサッと来ますが、そんな中から 5つの事例が紹介されています。
2番目で紹介されている電車の座席は、私も初めて見たとき衝撃を受けました。
無駄がなくて良いデザインだと思います。
定期的にこうした記事が見つかりますが、やはり異文化で得たデザイン関連のインスピレーションは大事にしていくのがよいということなのかなと思います。

7 Creative Face Masks To Protect You While You Show Your Style (Adobe Blog)

クリエイティブなマスクということで、7種類紹介されています。
高価そうなマスクから、マスクしてないと思えるようなマスクなど、様々なアイデアが披露されています。
新型コロナウィルスの影響で日本以外でもマスクの着用が増えていますが、今後はマスクが多様化していき、アクセサリーとしてファッションの一部になっていくのかもしれません。
マスクしなくて済む世の中に戻ってくれれば、それに越したことはないのですが。