UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2020/3/23)

ハムスターを飼い始めました。が、自分の小屋から出てこず、ほとんど姿を拝めません。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

使いやすいデザインとなぜか戸惑うモノの差 (東洋経済オンライン)

使いにくいものを例示して、それを使うユーザーの行為にバグが発生するからという観点で説明されています。
ここでいうバグトリというのは、言ってみればユーザビリティの改善で、特に新しい概念というものではありません。
ただ、ユーザーの行為に着目して良く観察することで、問題点を取り除くというポイントはとても大事だと思いました。
この方の著書は前作を読んだことがありますが、今作も後で読んでみたいと思います。

孤独を解決するためのUXデザインの役割とは (berax)

孤独を癒やすための UXデザインに関する記事です。
コロナウィルスの影響で在宅などで仕事をする機会が増えていますが、それでストレスを溜めないようなデザインについて、いくつかの事例が紹介されています。
最近のトレンドを見てみると、SNS だったり、マッチングだったり、シェアリングだったりするわけで、どれも人のつながりがコアバリューになっていることがわかります。
そういえば、UXデザイン自体がみんなを巻き込んで、みんなで製品やサービスを作り上げていくプロセスです。
サービスデザインでいえば、ユーザーも巻き込んで共創するものですし、こうしたものに関わっている人たちにとっても精神衛生上良いことなのかもしれません。

自然な視覚誘導を促すためのビジュアルヒエラルキー (UX MILK)

ビジュアルヒエラルキー、要は画面内での項目の重み付けについての記事です。
ヒエラルキーを構成する要素が一通り解説されていて、画面レイアウトを考える際に参考になると思います。
実際の例があまり紹介されていないので、イメージが湧きにくい部分もあると思いますが、普段見ているアプリや Webサイトからこうした要素を見つけていくのが、より良いビジュアルヒエラルキーを作り上げる練習になるかもしれません。

撮った写真が「すぐ見れない」意味。富士フイルムの尖ったデジタルカメラ『X-Pro3』開発の裏側とは? (XD)

デジカメの開発秘話的な話で、作り手の熱意が伝わってくるので個人的には好きな記事です。
すぐに見れないという価値がどこまで売上につながるのかはわかりませんが、私の使用しているカメラでは撮影直後にズームしてもプレビューのズームになってしまい、被写体をズームできないもどかしさを感じていたので、そのあたりの解決になりそうだと感じました。
あと、意外に大事に思ったのが、ファインダーから覗くという点です。
モニターが見えなければファインダーから覗くしかありませんが、そのようにして撮影している自分の姿が様になる、というのも意外と大切な要素だと思います。

How Web Designers Can Help in a Crisis (Speckyboy)

新型コロナウィルスが流行している中で、Webデザイナーができることについてまとめた記事です。
直接的に何かできなくても、直接的にできる人を支援するとか、情報を即座に正確に伝えるなど、できることについて紹介されています。
これは Webデザイナーに限った話ではなく、IT業界全体として何かできることがあるはずです。
私もちゃんと考えられていなかったなと反省。
最近はリモートワークの話題が中心となっている感が強いですが、コロナウィルスとどう戦っていくかという方向にも話が進んでいくと良いと思います。

The 100 greatest designs of modern times (Fortune)

フォーチュン誌が発表した現代の偉大なデザイン100です。
様々なジャンルから 100個選定されています。
当たり前といえば当たり前ですが、有名なものが多く、「確かにこれは選ばれるべき」とか「これが入るならあれも入るだろ」とか、いろいろ考えながら眺めることができて楽しいです。 Apple 製品がかなり多く、納得できる反面、偏りすぎではと思わないでもありませんが、日本発のものも多くて少しうれしくなりました。