UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/7/16)

16この週末は異常な暑さでした。すぐに家の麦茶がなくなるので困りもの。麦茶の水道を引きたくなりました。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

UITableView の衝撃 (ソシオメディア)

iPhone のUIに関する記事で、かなりの大作です。
主にテーブルビュー(リスト表示)について、コンポーネント単位でその概念や工夫か詳細に説明されています。
こう見てみると、iOSのUIはいかに優れたものを始めから出していたかがわかります。
「動かしたままに動くではなく、動かしたいように動く」という説明が一番の肝のように感じました。

ノーベル経済学賞 の「ナッジ理論」とは?具体例6選!人を操る現代の魔法 (Workship MAGAZINE)

少しのきっかけで人々の行動を変えるナッジ理論に関する記事です。
UXシナリオを考えた後、ユーザーをその流れに乗せるきっかけ作りに適していると思います。
興味深い具体例がいくつか書かれていて参考になります。
最後に悪用の例も書かれていますが、UXという観点からは、やはりそれが本当にユーザーがやりたかったことなのか考えて設計すべきだろうと思います。

判別しやすいステータスのデザインを考える (sadakoa)

ユーザーやコンテンツの状態を示すステータスに関する記事です。
色やアイコンの使い方など、細かく解説されています。
ステータスといえどもフィードバックの一種なので、ユーザーにわかりやすく伝えているか?という点が大事なだけでなく、なぜそれを伝えるのか?それを見てユーザーが取りうる判断は何か?など、併せて考える必要性を感じました。

クチコミはなぜ必要?ユーザーの心理とは? (サウスポー)

製品やサービスのクチコミに関する記事です。
クチコミの大切さが、実際のデータと一緒に説明されていますが、その対応策についてはそれほど書かれていないので、自ら考えていく必要がありそうです。
私もクチコミはたくさん見るのですが、やはりその意見や感想が誇張されていないか、自分もそう思えるのかどうかは確証がないので困ることが多いです。
そんな中にあって、製品やサービスの紹介動画は実際に使っているシーンが見られて役に立つように思います。

Single page vs multi-page design: which is better? (Justinmind)

Webサイトのページ構造について、単一ページの構成と複数ページの構成の双方のメリット・デメリットについてまとめられています。
タスクが少なくフォーカスしやすいときは単一ページ、拡張性を求めるときは複数ページということで、前者はブランドサイト、後者はECサイトが適しているように思います。
モバイルファーストの流れで、今後も単一ページが少しずつ盛り上がりを見せていくのかもしれませんが、中にはスクロールできるかよくわからない単一ページがあり、個人的にこういったサイトは勘弁してほしいです。

10 quotes from a bad UX designer (UX Planet)

イマイチなUXデザイナーに関する記事です。
どれも大事な点だと思いますが、特に気になったのは9番目、他がやっているから我々もやるべきだ、という考え方です。 よくUXデザインの重要性を語るのに、事例紹介でそういったサービスを引き合いに出すことが多いですが、あくまでそれはUXデザインプロセス導入時にとどめ、実際には対象となる製品やサービスに即したものを適用していく必要があるということだと思います。