UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/11/12)

久々に柿を食べましたが、私にはこの果物のおいしさがイマイチわかりません。いや、甘いとは思うのですが、イコールおいしいではないんです。不思議。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

デザインの話題:2つのUX (Gadgetwear)

"UX as a Service" という、どこかで聞いたことのあるような言葉も出てきますが、要はプロダクトのUXとサービスのUXの2種類のUXがあり、どちらかだけでなく両方を高める必要があるという内容です。
そもそも2種類あるというよりは、両方あって初めてUXと呼んでよいのでは、とも感じます。
とはいえ、知らず知らずのうちに片方にフォーカスしていることはよくあることなので、気をつけたいところです。

間違えるな!誰に向けたデザインかは誰もが迷わず使えてから考える事 (UX TIMES)

ユーザビリティテストの重要性に関する記事です。
最低限の使用可能性をまずは満たすべき、ということですが、このタイトルだとちょっと誤解しそうなところがあります。
まぁいずれにしてもユーザビリティ評価はやったほうがよいですね。
「誰もが」となると対象がとても広くなってしまいますが、チェックリスト評価などを併用して品質を上げて、そこからターゲットユーザーを中心としたユーザビリティテストを行うのが良いのかなと思います。

ユーザーに面倒な操作をさせない CAPTCHA (reCAPTCHA v3) (Website Usability Info)

CAPTCHA(キャプチャ)の新しい流れに関する記事です。
CAPTCHAとはなんぞや、というのは本文を見ていただければわかりやすいと思いますが、これは本当にユーザビリティの低下を招いているので、改善が図られることは良いことだと思います。
この reCAPTCHA v3というのは、行動を読み解いてロボットか人間かを判断するようですが、仮に自分がロボットだと判定されたとしたら、ちょっと気落ちしてしまいそうです。

「Bad UI」を分類する--思わず陥る6つのパターン (ZDNet Japan)

よろしくないUI、いわゆるbad UIについての記事です。
ここでは6つのパターンに分けて説明されていますが、それぞれフィードバックとか、これらをより専門的に説明するできるとは思いますが、「ユーザーを罠にはめるUI」といった、より一般的にわかりやすく、かつ面白い表現で説明されているのが良いなと思いました。

Meatball Recipe (UX Collective)

UIにどんどん機能を追加していって、結局元に戻るというストーリーボード風の記事です。
まぁ実際にもよく目にすることのある光景ですが、ここで2カ月置いて再提案、というのは結構重要と考えています。
というのも、冷却期間を置くことで、同じ提案内容であっても、状況や思考が変わって受け入れやすくなるからです。
なお、タイトルがまるで料理サイトのような表現ですが、どうやらミートボールには無能な人という意味があるらしいです。

See different (Userfocus)

Appleの宣伝文句に似ていますが、中身はユーザーになったつもりで観察せよという話です。
読み進めていくと、ユーザーになったつもりというより、本格的にユーザーそのものになる、というところまで解説されています。
なかなかそこまでは・・・というのもあるかもしれませんが、それだけ他人の視点で考えることは難しく、かつ重要なことなのだと思います。