UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2017/8/28)

今年は夏らしい夏ではなかったですね。日焼けに弱い私は助かりました。 さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

エラーと確認―スムーズな手続きを実現するには:縁の下のUIデザイン―少しの工夫で大きな改善! (gihyo.jp)

gihyo.jp

主にECサイトにおけるエラーチェックや確認、フィードバックといった細かい点についての記事です。
著者の経験も含めて解説されているので参考になります。
最近はどのECサイトも細かい工夫がなされてきていて、特にカートに追加した場合のフィードバックはわかりやすくなっているサイトが多いように思います。
逆にイマイチな購買体験だったサイトは、どうしてイマイチなのか注意して見てみると、気づきがありそうです。

デザインの力で人々の行動を変える – ビヘイビアデザインの裏側 (freshtrax)

blog.btrax.com

人を動かすには何が必要かについて説明されています。
「ビヘイビアデザイン」というあまり聞きなれない用語で説明されていますが、いわゆるフックモデルにも似ている概念で、モチベーションとそれができる能力を持っていて、なんらかのきっかけがあって初めて人を動かせる、とのことです。
例で出てくるのはキャンペーンの話になっていますが、実際の製品やサービスそのものをどう動機づけをするのか、考えていく必要があるように思います。

VRとAR、MRの違いを分かりやすく解説!【3つの違い、ちゃんと説明できますか?】 (SeleQt)

www.seleqt.net

最近はVRなどのUXを取り扱う記事も増えてきました。
これは初心者向けの内容で、単純にVR、AR、MRの定義に関する記事です。
ただ、これらを見ていくうちに、この3つを明確に分ける必要もないように思えてきました。
VRだけど現実世界と連動しているものもあります。ARとMRも程度問題なのかもしれません。
これらのUXを検討する際は、それぞれの枠にとじず、現実と仮想とを包括したユーザー体験として検討していく必要性を感じました。

You don’t need to know everything about UX (uxdesign.cc)

uxdesign.cc

UXは様々な分野にわたるので、すべてを理解するのは難しいという記事です。
確かにUXデザインは各分野の専門家がそれぞれ知恵を絞りつつ検討していくのが理想ですが、そのようなプロジェクトばかりではないと思います。
その意味で、文中でも出てくるジェネラリストとスペシャリストでいえば、ひとりのUXデザイナーとしては前者を目指すのが良さそうです。

Rules For Creating Perfect Push Notifications (UX Booth)

www.uxbooth.com

モバイルアプリのプッシュ通知についてです。
普段スマホを使っていると、あまりにも無駄な通知が多くて辟易させられる人は私だけではないと思います。
この記事では、どうすれば通知をユーザーにとって有益な者ににできるのか、いくつかヒントが記載されています。
ユーザーにお知らせする方法はプッシュ通知だけではない、という点も含めて、改めてその目的から考えてみるのが良さそうです。

Touch Heatmaps: The Future Of Mobile App Usability Testing (Usability Geek)

usabilitygeek.com

タッチヒートマップということで、視線ではなくタッチした部分の頻度を取るという記事です。
確かにこれだとタッチしても無反応だった箇所がわかり、アプリやwebサイトの改善に役立ちそうです。
個人的には、タッチとスワイプの違いなどがどこまで取れるのか気になるのと、タッチする前の迷いが取れないのが課題かなと思います。
その意味で、小さい画面ではさほど有効とは言えないアイトラッキングと組み合わせることで、かなり効果的になるかもしれません。