UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/12/10)

引っ越ししたのですが、荷物がまったく乗らず・・・。半分近くの荷物を自分で運ぶことになりました。ということで、かなりお疲れモードです。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

UXデザインに欠かせない”スキャナビリティ”とは? 可読性の高いページを作るための10のヒント (Workship MAGAZINE)

スキャナビリティという、日本語で言うと読みやすさとか可読性といった要素に関する記事です。
10のヒントとありますが、この6番目の項目はWeb記事などで特に大事になってきていると思います。
といいつつ、この記事自体があてはまりますが。
他にも内容面について、わかりやすい平易な文章で書かれているか、専門用語など使っていないかという観点も大事だと思います。

特別な日のプレゼントを UXデザインする ー 日常の課題解決にも使える HCDプロセス (96/KuRo)

プレゼントを贈るという、この時期にぴったりのテーマです。
考えてみればプレゼントを贈るという行動は、相手のことをよく考えてどうすれば喜ぶかを検討し、実行に移すという、UXデザインそのものだといってもよいかもしれません。
なので、練習の場として最適なように思います。
この記事でも細かいところまで書かれていてわかりやすいですが、アドバイスする人の言いなりになってしまってはあまりよろしくないのてはと思います。

【サービスデザイン】会議の内容がひと目でわかる!グラフィックレコーディングとは? (Battery)

グラフィックレコーディング、略してグラレコの紹介記事です。
グラレコのメリットや実践方法について入門的に説明されています。
ポイントのところで「構造化する」という話が出ていますが、実際に話を聞きながら描くとこれがなかなか難しいです。
私もそれほど慣れていないので、描いたものを他の人が見ても意味不明なものにしかならないのですが、それだとただテキストで書き起こすのよりも伝わりにくくなるので注意したいです。

有料ウェブサービスで「コンバージョン向上のためわずかな変更を繰り返すのは意味がない」という主張 (GIGAZINE)

わずかな変更が悪いといっているわけではなく、ちゃんと今回の変更で利益が得られたかを評価するのが必要という記事です。
その意味では、事前にKPIを設定して、リリース後にそれが達成されたかを見るのが大事だと思いました。
なお、最初のほうに「スプリットテスト」というのが出てきますが、これはA/Bテストのことです。

How AI Can Drive User Experience (Becoming Human)

AI についての良いUX、ここでは主にパーソナライゼーションについての記事です。
パーソナライゼーションの強化と、プライバシーの確保のバランスは大切で、AIがどこまで踏み込むかも我々にかかっているというように記載されています。
個人的には、人が人であるためには「自分の意思」が大事であり、パーソナライゼーションの強化はやってほしくないなと思っています。

Content Management is Design (Webdesigner Depot)

コンテンツマネジメントはデザインだ、という記事です。
確かにUI上はコンテンツで成り立っているといえなくもなく、各項目の見せ方や鮮度などといった要素は重要だと思います。
興味深かったのがbeautiful defaults という言葉で、ユーザーが変えよう、別のものにしようと思わなくさせるくらい考慮されたデフォルトを提供するという話です。
デフォルト設定や項目などを考える際には、そうした高みを目指す必要があるかなと思いました。