UX関連記事 (2017/9/18)
近所のTSUTAYAでCDが10枚1,000円キャンペーンをやっていて、思わず大量に借りてしまいました。 さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。
ドッグフーディング:企業が自社サービスを使うべき理由 (UX MILK)
自社サービスを自ら使うことをドッグフーデイングと言いますが、その意義と注意点をまとめた記事です。
確かに世の中には社員の人はこれ使ってるのかなと思わせるようなお粗末なサービスもあるので、ドッグフーデイングはかなり有効です。というか、率先して使わなければならないと思います。
なお、この中にユーザーと同じ靴を履いて歩くという表現が出てきますが、近いイディオムとして “in someone’s shoes” というのがあり、「人の立場に立って考えてみる」という意味です。
これは海外のサービスデザインの話題では良く出てくる表現のように思います。
誰もがみんな「UXデザイナー」を名乗る必要なんてない (WPJ)
UIデザイナーがみんなUXデザイナーを目指す必要はないという内容で、UIとUXの対比についてです。
ここで挙げられている対比画像は、確かにUIとUXを語るのにふさわしくないものだと思います。
どのルートを辿ってもそれはUIな訳だし、それぞれどう感じたかがUXな訳だし。
UIはUXに含まれるものだとはいえ、昨今のUIを矮小化する流れは考えものだと思います。
iPhone X対応におけるデザイン上の注意ポイント (fladdict)
http://fladdict.net/blog/2017/09/iphonex.htmlfladdict.net
iPhone Xの登場はアーリーアダプターにとっては喜ばしいニュースですが、アプリを開発するほうは大変です。
記事で言及されているラウンドコーナーは、開発する側だけでなく、UXにも影響しそうです。
それ以上に、ホームボタンが下からのエッジスワイプになったのが、下スクロールと干渉しそうで、ユーザーの使い勝手にかなり影響するように思います。
私もアーリーアダプターなので欲しいなぁとは思うのですが、ソフトキーでもいいのでホームボタンは残してほしかったと思います。
トイレに神は宿っていた? Apple Parkのデザインをチェック! (ギズモード・ジャパン)
Appleの発表会会場のデザインについての話です。
トイレに神が宿っているかどうかは、これらを見る限り怪しい感じがしますが、すっきりとしたこだわりのあるデザインであることは確かです。
トイレのドアがどこにあるかわからない、またトイレ自体どこにあるかわからないというのはときどきありますが、とても急いでいる場合もあるというコンテキストを大切にしてほしい気がします。
UX Designers: Are You Focusing Too Heavily on Creating a Beautiful UI? (Shopify)
ECサイトのUXデザインに関する記事です。
AmazonやeBayなど、素晴らしいUIではなく課題も多いのにも関わらず成功している理由として、3つのトピックをあげています。
確かに日本でいえば楽天なども似たような例(失礼)なのかもしれませんが、記事を読むとやはり一時的UXだけでなく、累積的UXをしっかりカバーすることが大事なのだと思います。
LoveHoneyの事例は、普段あまり考えたことがない分野だったので面白かったです。
How to improve UX using gestalt principles (UX Planet)
ゲシュタルト心理学を応用してUXの改善に活かすという記事です。
具体的には、プレグナンツの法則に基づいて、webサイトなどで気をつけるべきポイントがまとめられています。
私もゲシュタルト心理学について詳しいわけではありませんが、ユーザビリティの基本原則に通じるものがあり、興味深かったです。