UX関連記事 (2017/6/26)
先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。
なぜ優れたユーザー体験においてデフォルトが重要なのか (UX MILK)
Webサイトの入力方法やアプリ上の設定について、デフォルトの大切さが記載されています。
大半のユーザーはデフォルト設定を変更しないし、それが一番最適だと考えているというくだりは、アプリやサービス提供側の責任が大きいことを意味していて、考えさせられます。
ここに記載されている内容に加えて、データの消失やセキュリティ上の懸念がある場合は、デフォルト値を安全な方に振っておくということも大事だと思います。
UIはクリエイティブの命運を握る–ドラクエが“広めた”Windows 95 (ZDNet Japan)
UI、というか入力装置がアウトプットに大きな影響を与えるという記事です。
ここでは文章の作成が取り上げられていますが、アートなどについても同じことが言え、要は持つ筆が変われば絵の種類も変わるということだと思います。
ドラクエのウィンドウUIの話も出てきてなるほどと思いますが、慣れの問題以上にウィンドウUIがわかりやすいUIだったといえるかもしれません。
大量のコンテンツの中から自分の好きなものを発見する「Discovery」デザインの3つのポイント (Ferret)
「ディスカバリーデザイン」というと新しいデザイン言語かと思いましたが、どうやらコンテンツ検索UIについての話のようです。
新しいものを発見するのか、すでに対象は決まっていてそれにアクセスするのかについては、どういったサービスを提供するのかによってもストーリーが変わってくると思いますが、これらのバランスが大事だといえると思います。
プロダクトチーム ( エンジニア、デザイナー含む ) で保育士体験をしてきた話 (NET BIZ DIV. TECH BLOG)
tech.recruit-mp.co.jp
サービスを使う現場に実際に入り込んで体験してみた、という記事です。
実際の現場で気づかされることも多いということで、直接観察の重要性について記載されています。
確かに現場の人たち(この場合は保育士)にとって当たり前であっても、開発側が見ることで、新しい気づきにつながることも多いと思います。
ちなみに、私も保育士体験をしたことがありますか、あれはかなりの重労働です。
Reddit’s Terrible Volume Controls Teach Good Design (Lifehacker Australia)
www.lifehacker.com.au
ボリュームコントロールに関する記事です。
いくつか変なボリュームコントロールがGIFアニメなどで紹介されていて、だんだんとエスカレートしていきます。
最後のほうはジョークですが、一番初めの例を見てもけっこう衝撃的です。
こういったものは差別化することで価値が生まれるわけではないので、慣れ親しんだものを使ったほうが良いと改めて思いました。
Connecting With Users: Incorporating Humor In Web Design
Webサイトでユーモアを使うことについての記事です。
たくさんの事例が紹介されていて、興味深く読むことができます。
日本の場合、国民性によるのか、Webサイトではこういったユーモアはあまり見られないのですが、せめてアバウトページや404ページくらいは少し取り入れても良いのではと思いました。
他方、そのためにページの読み込み速度が遅くなってはならない、などといった「使用しないほうが良い場面」についても記載があり、参考になります。