UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2022/1/31)

歯医者に行ったところ、虫歯が2か所あるということで治療中です。虫歯って削らず治す方法ないのかな、といつも思います。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

デザイン領域が拡大する――新しいUXデザインのひとつ「VUI」の進化がもたらすユーザー体験とは (CreatorZine)

音声UI についての記事です。 Siri や Google アシスタントなどの VUI の環境が進化してきていて生活に浸透してきていること、また将来の VUI の方向性について解説されています。
VUI の話題が最近そんなに出てこなくなったのは、一般的に普及して議論が落ち着いてきているからなのか、メタバースなどの流れに押されてやや盛り上がりに欠けてきたからなのか、どちらかわかりませんが(もちろん思い過ごしなのかもしれませんが)この記事に書かれているような、人間らしい受け答えなど、まだまだ発展の可能性は大きいと思いました。

世界のブランドロゴに隠されたメッセージ第二弾 (ビートラックス)

ロゴについての記事です。
ロゴの成り立ちというか隠された秘密が説明されていて、言われてみればなるほどと思うものばかりです。
これは第二弾のようですが、第一弾と合わせて読み物として楽しめます。
海外のものが多く紹介されていますが、日本のものも知りたいなと思いました。
日本だと市区町村のロゴについては、(私の出身の市章もそうですが)中に市区町村の名前が隠されているところが多いように思うので、そういうのを見つけるのも楽しそうだなと思います。

リモートワークで変化した、デザインチェックのより良いコミュニケーション5選 (LIFULL CREATIVE)

リモートでのデザイン関連のチェックのしかたについての記事です。
5項目が紹介されていて、コロナ禍で大半の人がこのうちどれかを(対面は当然にしても)経験していることと思います。
1番目と2番目は私もよく活用していて、背景説明まで文書で用意するとなると余計に時間がかかり煩わしいと感じることも多いです。
ただ、チェックする側としては、チェックしたい時間にチェックできるし、すぐに何も思いつかなくてもじっくり考える時間がとれるし、記録に残るし、で意外と良いところが多いなと思います。
働き方が対面オンリーに戻るのはないかもしれませんが、双方の利点をうまく活用できると良さそうだなと思いました。

UIデザイン上の画像の扱い方を研究してみよう (Design Switch)

主に Webサイトで表示する画像が UI に与える影響について記載した記事です。
画像を使うのは単なる賑やかしではなく、サイト全体のデザインに影響するという観点で、押さえるべきポイントが記載されています。
画像の効果はここに書かれている以外にも、サイト内の視線誘導に使えたり、雰囲気を和らげたりと、いくつかありそうです。
最低限、まったく意味のない画像を入れるのは避けた方がよさそうだと思います。

Make Defaults More Effective by Harnessing These Three Factors (UX Booth)

UI 上の選択肢のデフォルト設定についての記事です。
ユーザーに選択させることなく最適なデフォルト値を予め選択しておく、ということについて、3つのポイントを元に紹介されています。
実際のところユーザーが何を選べばよいかわからないような項目であれば、デフォルト設定の効果は高いと思います。 ただ、2番目のポイントの中で紹介されている おとりの選択肢は、一歩間違えばダークパターンになってしまうので注意が必要そうです。
最後のほうに書かれているデフォルト値のパーソナライズは、今後増えていくのではないかと思いました。

Designing aha! moments for customers (UX Collective)

アハ体験をデザインしよう、という記事です。
筆者がアハ体験だと思った事例が紹介されていて、記憶に残る体験を設計する必要性が説明されています。
いくつかの例が写真つきで紹介されていますが、こうした例は普段の生活の中でも見つけられるのではと思います。
最後のテレビと自転車のパッケージの例はけっこう有名で、デザイン関連の心理学でも取り上げられる話なので、覚えておくとよいのかもしれません。