UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2022/1/17)

週末緊急警報で寝られなかった人が大勢いるみたいですね。私も爆音に悩まされ、7回目くらいから消音にしました。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

Netflixはいかにして、優れたデザインとUXをもって没入感のある体験を生み出しているのか? (SEO Japan)

Netflix のユーザー体験についての翻訳記事です。
使われている日本語がやや難しいですが、Netflix がどういう UX戦略でサービス提供しているか、詳しく説明されています。
主にオンボーディングとパーソナライズ、そしてコンテンツについて説明されていて、私もこれらの 3項目が肝になっていると思いました。
その中でもコンテンツについては、オリジナルのコンテンツで魅力的なものを作るというのは、Netflixくらいの規模だからこそできると言えそうです。

【テンプレート付き】共感マップの作り方と使い方を徹底解説 (DESIGN α Knowledge)

共感マップについての記事です。
マップの作成方法や使い方についてまとめられていて、ここまで共感マップにフォーカスした記事はあまりないので助かります。
マップのテンプレートもダウンロードできるので便利です。
ペルソナとの比較も書かれていますが、これは裏返せばペルソナ作成時に気をつけるべきポイントだと言えそうです。
共感マップを使う上で難しいと感じるのが、一つの事象に対しての気づきがバラけて配置される点や、そのために時系列で追体験しにくい点です。
これらを踏まえて使いこなすには、冒頭で説明されている共感力が大事だなと思います。

UI/UXデザインにおける8つの黄金法則【ベン・シュナイダーマン氏に学ぶ】 (Workship MAGAZINE)

UI の法則についての記事です。
8つのポイントが紹介されていて、それぞれわかりやすくまとまっています。
10ヒューリスティクスにも似ている項目がけっこうありますが、こちらは主に Webサイトの UI にフォーカスされている感じです。
3番目に紹介されているフィードバックのところで、機能の使用頻度とフィードバックの関係について説明されているのが、個人的にはなるほどなと思いました。

哲学からビジネスまでの57種の思考方法を一挙リスト化 (ITエンジニアとデザイン:エンジニアライフ)

様々な「思考」について紹介した記事です。
広く分野をまたいで使われている思考が紹介されていて、一言説明も添えられていたり、関係図が載せられていたりして、わかりやすいです。
みんな「思考」とついているものの、中身はマインドセットだったりプロセスだったりとまちまちのような感じがします。
デザイン思考などは個人的に馴染みがありますが、よくわからないものもあるので調べてみたいなと思いました。

User flow VS user journey: Similarities & differences of two UX design essentials (Overflow Storybook)

ユーザーフローとユーザージャーニーの比較記事です。
大雑把にいうと前者は画面のフローで後者は体験のフローですが、ここではその両者についてどういう場面で使うか、どういうツールを使うかについて説明されています。
ユーザーフローは、詳細な画面フローを記載したものなど、いくつか粒度の異なるパターンがありますが、ここで説明されている目的であれば、メインユースケースなどがわかるインタラクションシナリオ、といった粒度にとどめるのがよいと思います。

10 Articles about Trust and Design (Bootcamp)

信頼を得るためのデザインについての記事です。
10個の記事をピックアップして、どうやって Webサイトやサービスに対する信頼を得ていくのか、あるいは安全性を担保していくのか説明されています。
それぞれの記事の重要な部分がまとめられているので、詳しく読まなくても良いのが助かります。
いくつかの記事では内容が被っているものもありますが、そうした箇所に出てくるキーワード(例えば透明性とか誠実さといったもの)は、とくに大切なものだと言えそうです。