UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2021/6/14)

だいぶ日差しが強くなってきて、マスク焼けしないか心配になってきます。が、考えてみたら、マスクを取ったところを見られることもあまりないから気にしなくてもいいかもしれないですね。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

デザインで感染症に立ち向かう、パリとアムステルダムの取り組み。 (madameFIGARO.jp)

新型コロナ対策でのデザインに関する記事です。
いくつかの対策が紹介されていますが、一つ目のソーシャルディスタンスの確保の事例はわかりやすく、デザインとして優れていると思いました。
列を作って待つ、という行為はコロナ後もあり得るわけで、今後も残っていくデザインになるのではと思います。
最後の紫外線装置は、換気システムと併せて、今後普及していくといいですね。
(お高くなければ・・・。)

【行動観察レポート】宅配便への新習慣、消費者の感じ方から見えた5つのパターンとは? (えそらLLC UX ブログ)

宅急便の UX についての記事です。 行動観察(間接観察法っぽいですが)から、いくつかのポイントが紹介されていて、コロナ禍により宅配に頼るケースが多くなっている中で、「自分もそうかも」と思えるポイントが多いです。
文中では新習慣が新たな価値の気づきにつながっているケースも紹介されています。
個人的にも荷物を受け取るときに押印が省略されたのはけっこう便利だなと思うことがありますが、そうした価値に気づいて洗練させていくことが大切なのかなと思いました。

新しいUIデザインスタイル「モダンミニマル」の使い方基本ガイド (PhotoshopVIP)

モダンミニマルという UIデザインについての記事です。
ホワイトスペースを効果的に使い、矩形を角丸にしたテイストを用いる、といったもので、ここではそのポイントについて一通り触れられています。
「イラストではなく写真を」といった点など、以前のトレンドへ回帰している部分もありそうだなと思う一方で、そうやってトレンドを多少行きつ戻りつして、徐々に機能性を獲得していくのかなとも思いました。

マイクロコピーにユーモアを上手に取り入れるための7つのヒント (KOTOBA UX)

UI 上の文言、マイクロコピーにユーモアを含んだ言い回しにすることについての記事です。
わかりやすさを犠牲にしないとか、場をわきまえるとか、ユーモアを使う上で必要な点が整理されています。
日本の場合は日本人の気質の影響か、ユーモアを全面に押し出したサービスは少ないですが、少しは遊び心があってもいいのかもしれません。
ただ、ユーモアを使うことのメリットはこの記事ではあまり触れられていなかったので、そうした点も今後学んでいきたいなと思いました。

3 Great Ideation Techniques for Your Team (Built In)

アイディエーションの手法について記載した記事です。
3つの手法が紹介されていて、進め方も含めて書かれているのでわかりやすいです。
最初で紹介されている「最悪のアイデア」は、出てくるアイデアはともかく、アイスブレイクやリフレーミングとしてかなり優れていそうです。
2つ目の「ブレインライティング」は有名ですが、3つ目の「ブレインウォーキング」は知りませんでした。
中身を見てみるとブレインストーミングに似ていますが、問いの形がデザイン思考ぽくなっていて、ひとつの課題を掘り下げるのに適しているのかなと思いました。

The cost of waiting for users to complain (UXM)

ユーザーが製品やアプリの不満を伝えてくるのを待ってから対応するのは遅すぎるという記事です。
ユーザーは無関心で不満を伝えないこともある、というのは確かにそうで、普段製品やアプリを使っていて不満を持っても、面倒なのでそのまま放置、という経験を持つ人は多いのではと思います。
早めにユーザーからフィードバックをもらうのも確かに大事ですが、ドッグフーティングやヒューリスティック評価も必要だと思いました。
あと、あまり関係ないですが、アイキャッチ画像がインパクトありますね。