UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2020/9/21)

4連休いかがお過ごしでしょうか。月曜日に早く起きてしまいましたが、祝日は自動でアラーム鳴らないようにしてほしいところです。
さて、先週一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

モバイルアプリにスプラッシュ画面をつくることの利点 (Adobe Blog)

スプラッシュ画面とは、アプリ起動時に最初に表示されて自動で消えるスタート画面のことで、アプリや会社のロゴの場合が多いです。
これを用意する利点や、その方法について説明されています。   スプラッシュ画面の代わりに、アプリの画面上のコンテンツをぼやかして表示するプレースホルダーUI を使うこともできますが、最近はアプリ起動時にはやはりスプラッシュ画面を使うように戻ってきている気がします。
記事で書かれているように、期待感を持たせるという観点でスプラッシュ画面が優れているからかもしれません。
それでも、それを表示するために実際の起動時間が遅くなるのは避けたいものです。

Zoomはセキュリティーを犠牲に勝ったのか、プロダクトデザインの理想と現実 (日経クロステック)

Zoom はセキュリティよりも UX を優先しているかどうかについての記事です。
ここでの解説としては、サービスの成長に伴いセキュリティについてもかなり適切に対処してきているとのことですが、最初にイメージがついてしまうのがこの問題の難しいところです。
ただ、ちょうど今ドコモ口座をはじめとした金融関連の問題があるので、日本ではセキュリティと UX がトレードオフではなく、セキュリティに対する安心感も、良いUXに欠かせない要素になっていくのではと思います。

UI・UXデザイナーが影響を受けた映画作品 (A.C.O. ブログ)

デザイナーが影響を受けた映画ということで、複数人のオススメが紹介されています。
単純に個人の好みによる紹介も多い気がしますが、物語性やビジュアル表現などが学ぶべきポイントであることがわかります。
あと、よく言われるのが SF映画のデバイスやインターフェースがイノベーションのヒントになるという点で、映画を見るときは、そうした細かい点にも注意して鑑賞すると役に立つのかもしれません。

横丁というUX (in-Pocket)

虎ノ門横丁を例にとって、オンラインに対する都会の猥雑さの価値について書かれた記事です。
私はまだ虎ノ門横丁に行ったことがないので、行ってみたくなりました。
UX というほどユーザー体験に関する内容ではありませんが、こうしたリアル店舗の集合体としては、日本では古くから商店街として存在していて、それらの復興のヒントになるのではと思います。
私も近い将来そうしたデザインをしてみたいと思っています。

11 Ways To Add More Visual Weight to UI Object (UX Planet)

ビジュアルの重みづけについての記事です。
基本的な内容が多いですが、Webデザインなどにおいて、重要な要素をどうやってユーザーの記憶の残るようなものにすればよいか、11項目に分けて紹介されています。
最初の項目は抽象度が高く、だんだんと具体的な内容になっています。
この中で近年多く言われているのが 7番目のホワイトスペースで、空白を十分に使ったデザインが 特に Webサイトではよく見られます。
また、これらの項目はその画面の特性に合わせて考慮されるべきで、たとえばヒーローイメージでいえば、8番目の奥行き感や10番目の人の顔が大事な要素になってくると思います。

Supercharge Your Design Ideation With Sketchstorming (Built In)

スケッチストーミングに関する記事です。
スケッチストーミングは以前にも紹介したことがありますが、この記事ではその手順について詳しく書かれています。
オンラインでの実施も考慮した内容になっていて、オンラインの場合やオフラインの場合といったかたちで、それぞれに応じた準備や実施手順が書かれていてわかりやすいです。
ただ、オンラインの場合のスケッチだと、ペンタブレットとかがないと厳しいですね。
記事ではスケッチは上手でなくてもよいというお決まりのポイントも書かれてはいますが、マウスだとやはり心もとないと感じてしまうのは私だけでしょうか。