UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/10/15)

急に寒くなってきましたが、体調いかがですか?私はなんとなく体調がすぐれないときも、本格的に体調を崩すのか、一過性のものなのか判断できるようになってきました。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

2018年の世界の消費トレンドTOP10から、顧客体験の未来を予測する (XD)

今年流行している消費のかたちについてまとめた記事です。
どういう種類のものが売れているのか、といつ視点ではなく、どういう人がどういった消費行動をしているのか、という視点になっていることからもわかるように、体験ベースで一通り書かれています。
ただ、共通して言えるのが、全体的に節約志向だということ。
どうお金を落としてもらうか、という考えはもはや古い、というか通用しないのかなと思います。

UX×エンジニア~エンジニアは開発工程においてUXデザインを実践することができるのか?~ (CRESCO Engineer's Blog)

エンジニアがUXデザインを実践することに関する記事です。
実際のエンジニア視点での課題やUXデザインの取り入れ方が書かれていて参考になります。
この中で例4として書かれている「UXを意識して考える」ということはとても大事で、エンジニア職に限らず、すべてのプロジェクトメンバーがUXを意識することが、良い製品やサービスを作っていく上で一番大切なのだと思います。

ラベルデザインから読み解くコンテンツ設計の課題 (could)

コンテンツのデザインについて、主にラベル、文言をどうすべきかという観点から書かれています。
途中に出てくる「UIデザインを増幅させるラベル」の3項目はとても参考になります。
Webデザインだけでなくアプリやサービスも気を付ける点だと思いますし、またコンテンツに関するラベルだけでなく他のすべてラベルについても、これらを念頭に置いて設計すると良さそうです。

病院サイトで最も多い色の組み合わせを調べてみた(配色の基本知識と色が与える心理的影響) (アーティス)

病院のwebサイトの配色についての記事です。
実際に調査した結果が紹介されているだけでなく、それぞれの色が与える印象についてもまとめられているので参考になります。
やはり病院だと清潔、安全、といった印象を与える色が選ばれているようですが、逆に毒々しい色使いのサイトを見たら、診察に行くのは避けたくなりますね。。

Mobile-second: when to target desktop users first (UX Collective)

「モバイル・セカンド」ということで、昨今の主流になりつつある「モバイル・ファースト」(スマホアプリやサイトの検討をまず初めに行う)の流れとは異なるケースについて紹介されています。
具体的にモバイル・セカンドが有効だった例として、現在提供されているサービスのリサーチ結果が紹介されていて、なぜそう思ったかの経緯もまとめられています。 これを読むと、まず最初にユーザーとその行動を見極めるというのは大切だということを改めて感じますが、モバイル・ファーストにすることで得られる他の利点(画面をシンプルにできるなど)は、モバイル・セカンドだったとしても意識しておいて損はないと思います。

25 Amazing Contact Us Pages That Will Make You Rethink Your Website (Search Engine Journal)

Webサイトの問い合わせページとか連絡先情報などの良い例についての記事です。
25項目ということでたくさんのポイントが載っていますが、それぞれ具体例も紹介されていてわかりやすいです。
どれも共通して言えるのは、UIをシンプルにしたりして、使い勝手を向上させている点もあるものの、それ以上に、ユーザーに寄り添うことで、問い合わせへの心理的ハードルを下げるようにしている点だと思います。