UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/2/19)

最近ジグソーパズル熱が上がってきて、以前完成させたことのある1000ピースのパズルをまた引っ張り出して遊んでいます。一度始めると止め時がなく、延々とやってしまうのが課題です。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

UXデザイン、よくある3つの失敗とは?:もう迷わない! ビジネスを成長させるUXデザイン手法の使い方(1) (@IT)|]

UXデザインの失敗に関する記事です。
失敗の種類として3つ上げられていますが、つまるところUX戦略をないがしろにしない、というのが大事だと感じます。
「ユーザーが望んでいない行動をしてもらう」というのは、ひっかかる人にとってはひっかかる表現のように思いますが、もう少しソフトな言い方にするとすれば、「ユーザーが潜在的に望んでいる行動に仕向ける」ということなのではないかと思います。
実はよく知っている方なので連載が楽しみです。

驚きのコンビニ革命「Amazon Go」体験レポート、AI技術の“魔法”の秘密がわかった (BUSINESS INSIDER JAPAN)

Amazon Goの体験記事です。細かいレポートで、かなりわかりやすいです。
そもそもこの店舗形態自体が新しい体験なわけですが、退店してから決済が走ることでユーザーの待ち時間を作らない(と筆者は推測している)点など、UXをより良いものにする努力も行われていることは素晴らしいと思います。
日本からもスーパーやコンビニのUXを革新したものが出てくると良いですね。

6,000万DLのメルカリがユーザビリティテストを大事にする理由 (mercan)

メルカリのユーザビリティテストに関する記事です。
実際にテストから得られた気づきがわかりやすく書かれていて、若干コマーシャル的な要素が見られる記事であるものの、それを差し引いてもためになる内容だと思います。
週一でのテストというのはかなりの頻度で、テストするほうも大変だと思いますが、リリース自体がそれくらいあるのだとすると、当然の話になってくるのかもしれません。

スマホ向けサービスのUXデザインは「速度」が重要 (Web Design Trends)

主にECサイトでの速度向上についての記事です。
ページ表示速度の向上だけでなく、購入までの流れの中で、入力補助などにより、ユーザーのストレスを軽減する方法についても記載されています。
サイトの滞在時間がどんどん短くなっている現状では、これらの対策を丁寧に行っていく必要がありそうです。

Why Designing Only For Some Users “SUX” (Adobe Blog)

"SUX" というのは "SOME User Experience" ということで、一部の人向けのUXデザインという意味合いです。
これをネガティブな意図でつかっており、アクセシビリティを考慮するなどして、すべての人が使えるようなもの、つまり本当の"UX"になるように検討していく必要があるという内容になっています。
この考え方に基づくと、通常のペルソナやカスタマージャーニーマップなどは「SUXデザイン」になってしまうわけですが、ユーザーを明確にするのは必要不可欠だと思います。
そういったユーザー像から外れるユーザーがいることも十分意識しつつ、ユーザビリティアクセシビリティを高めるのが大事なのだと思います。

10 case studies that show how an application’s new icon increased downloads (UX Planet)

アイコンデザインがモバイルアプリのコンバージョン率(ダウンロード数)に大きな影響を与えるという記事です。
実際に新旧アイコンや新アイコンの案や、その結果について、10通りの例を通してみることができ、参考になります。
1つ目の例のように、旧アイコンがイマイチだったことが明白、というものもありますが、中には「なぜそれが?」というアイコンがもっともユーザーに支持されている、という例も見られます。
この「なぜ?」という理由がわかれば苦労はないのでしょうが、現状ではA/Bテストなどをこなしていく中で見つけていくのが一番確実だと思います。