UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/10/7)

先日やや飲みすぎて、久々に二日酔いになりました。もうお酒は見るのも嫌だと思いましたが、1日経つとまた飲みたくなるのはなぜでしょうか?
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

UX改善のお供には、タッチポイント・ストラテジーキャンバスを使おう (Workship MAGAZINE)

「タッチポイント・ストラテジーキャンバス」という、あまり聞き慣れない手法に関する記事です。
ペルソナのタッチポイントを時系列で扱う、ということで、サービスブループリントやカスタマージャーニーマップに似ている印象ですが、ユーザーとの接点でいかに UX を高めるか、そのためにどういう仕掛けを用意するかのアイデア検討に主眼が置かれているようです。
原文はもう少し詳しく書かれているので、詳しく知りたい方はそちらもどうぞ。

Apple Watch Series 5の「常時表示」に感じた3つのメリット (GetNavi web)

Apple Watch の常時点灯に関する記事です。
メリットが 3つ挙げられており、どれも普通の腕時計なら普段から実現できている UX ですが、スマートウォッチだからこその利便性や表示の柔軟さがさらに価値を高めているとも言えます。
ふと思ったのが、逆に見るときにしか表示しないのであれば、文字盤なしの超小型プロジェクター表示や音声案内でも腕時計の代わりとして面白いかもしれません。

ユーザーがより「頑張らなくていい」体験を考える (UX MILK)

ユーザーの手間をなるべく減らす UX に関する記事です。
ユーザーに「考えさせない」という段階をさらに超えて、ユーザーに「行動させない」、あるいはユーザーが何もしなくても済むような UX を、事例を交えて説明されています。 確かに UXデザインで目指すところはそんな世界なのかな、と思いつつも、常に何もせず、やろうとすることを周りが見繕ってくれるのが思い描いた未来なのか、悩ましいところでもあります。

デザイン観点で iOS12とiOS13を比較してみた (CrowdWorks Designer Blog)

iOS 12 と 13 の違いをビジュアルで比較してみた記事です。
主にダークモードの対応について、公式アプリの差異など、細かい点まで丁寧に説明されています。
これを見ると、かなり微妙な調整が入っていることがわかりますが、個別のアプリでも同等のことを対応しようとすると大変だと思います。
OS が自動でやってくれる部分があっても結局確認する必要はありますし、開発者側は頭を悩ませる課題なのかなと思います。

Mirroring: how to design for Arabic users (Prototypr)

アラビア語など、RTL(右から左に読む)言語についての記事です。
基本的に文字は反転しますが、アイコンを反転させるべきかどうかなど、わかりやすく解説されています。
アラビア語圏にアプリやサービスを提供する機会は今後増えていくかもしれないので、ブックマークしておきたい記事です。
あとは、縦書き表示も増えてくることを期待して、日本語やモンゴル語用に縦書きのガイドラインが出てくるとよいなと思います。

How Being Uncomfortable Can Make You a Better Web Designer (Speckyboy)

快適ではない環境に身を置く、という記事です。
Webデザイナー向けとなっていますが、すべてのデザイナー、あるいはビジネスマンにも通じる内容だと思います。
慣れてないツールを習得する、外に出て他の人と交流する、など、大事だと思われることがまとめられています。
これらは日常業務からいかに時間を捻出するかが大変ですが、こうした姿勢が視点を新鮮に保つコツなのだろうと思います。