UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/8/5)

暑い日が続きますね。ベランダで栽培しているミニトマトもすぐに萎れてしまうので、頻繁に水をあげています。でも、プランターで普通のミニトマト栽培に無理があるのかもしれません。。
さて、先週一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

アプリ開発においてペルソナはいつまで役立つのか? (UX MILK)

アプリやサービスにおける仮想のユーザー像となるペルソナについての記事です。
「いつまで役立つのか?」というタイトルになっていますが、データが集まり出したらペルソナから脱却してデータ分析に移行すべきとされています。
以前はペルソナはリリース後も継続して仮想のユーザーでありつつけ、アプリやサービスと一緒に成長させていくというのが教科書的な使い方でしたが、情報が取得しやすくなった今、その役割も変わってきているのかもしれません。
ペルソナのもうひとつの大きな役割、すなわちプロジェクト内での意思統一や意識合わせについては、依然として重要であり、今後も残っていくのではと思います。

ヒーローエリアとは?第一印象で差がつくWebデザインの最新動向【実例付き解説】 (Workship MAGAZINE)

Webサイトで大きく画像が表示されるヒーローエリア(画像主体なので単にヒーローイメージと呼ばれることが多いですが)についての記事です。
ヒーローエリアが使われるケースや、実例についていくつか紹介されています。
こうしたレイアウトは、ファッションブランドの Webサイトなどではよく見ますが、最近ではブログなどでも、ヒーローエリアとまでは呼べないものの、アイキャッチ画像が多用されています。
その意味では、他への目移りの激しい現代に合っているのかなと思います。

世界を変えた中国ビジネスの核心は、「究極のUX」にある (NewsPicks)

書籍『アフターデジタル』からの抜粋記事です。
中国の保険会社の事例をもとに、リアル店舗、リアルな接客の今後のあり方について記載されています。
言うまでもなく対面でのコミュニケーションは重要ですが、それをどう活かすのかが今後は問われてくるのかもしれません。
まだ「究極のUX」がどういったものかはよくわかりませんが、連載記事なので今後そのあたりも紹介されていくのではと思います。
実は『アフターデジタル』は未読なので読みたいなと思いつつ、図書館で順番待ちだったりします。

Netflixがユーザの身体活動を追跡するのはなぜ? (ギズモード・ジャパン)

動画配信サービスの Netflix が、テスト的に移動などの身体活動を追跡している、という記事です。
確かに移動中に視聴するケースは多そうなので、そのためのテストを行ってユーザー体験の質を向上させるのは良い取り組みだと思います。
ただ、こうして個人情報がどんどん吸い上げられていくのかと思うと、大丈夫だろうかと心配になってしまいます。
今回のケースは範囲限定のテストのようですが、そうしたやり方が良いのかもと思いました。

53 Web & UX Design Statistics You Can’t Ignore: 2019 Data Analysis & Market Share (Financesonline.com)

Webサイトや UXデザインに関する統計的なデータについての記事です。
Webの閲覧に関する統計情報だったり、UXデザインの情報も多く、またそれらがグラフやインフォグラフィックにビジュアライズされているのでとてもわかりやすいです。
チェックマークのついた統計情報(これが 53個紹介されています)は、どれも重要な情報だと思いますが、"UX Design statistics" に出てくる "UX Facts" もうまく使っていきたいなと思います。

Is Less Really More? The Truth Of Functional Minimalism In Web Design (Usability Geek)

Webサイトにおけるミニマルなデザインに関する記事です。
最近さらに増えてきているミニマルなデザインのサイトに対して、ただ視覚的にミニマルにするだけでなく、審美的かつ機能的であることが重要と記載されています。
押さえるべきポイントが、実際のWebサイトの事例と一緒に書かれていてわかりやすいです。
日本における「間(の取り方)」に関する話も出てきます。