UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/4/29)

10連休が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?私は今シンガポールにいます。地下鉄は作っていません。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

アートから学ぶ、ユーザーを没入させる要素とは (UX MILK)

ユーザーの没入感を増大させるアートについて、その要素を分解して解説した記事です。
それぞれの要素は比較的無難なことが書いてありますが、「没入型の体験例」については、自分でも体験して見たくなるようなものが並んでいます。
これらについて、最初はアートというよりエンターテイメントなのでは、と思ったのですが、考えてみれば娯楽が多様化していなかった時代にはアートもメジャーなエンターテイメントだったわけで、没入感の醸成にはそうしたエンターテイメント性が大切なのかもしれないと思いました。

レコメンデーション機能に潜む「負の側面」は解消できるのか? (WIRED.jp)

レコメンデーションは便利ではあるものの、現状は「ためになる」レコメンデーションになっていないということと、それに対する取り組みに関する記事です。
ユーザーの時間を無駄に使わせている、という内容は、はっとさせられるものがあります。
レコメンデーションに限らず、私たちはUXを良くしようと常々考えているわけですが、実は表面的な体験を繕っているだけで、表面的に満足してもらっているだけかもしれません。
本当にユーザーのためになっているのか、立ち止まってよく考えてみる必要がありそうです。

思考に「爆発力」が足りないと感じたら、「とりあえず紙のノート」が最強なワケ (ダイヤモンド・オンライン)

良いアイデアを生み出すために、紙のノートが適しているという記事です。
まっさらな状態で取り掛かれるので、思考の縛りがなくなるとのことです。

元々誰でも手軽にかつ安価に取り掛かれるという特色があるので、さらに良い点が増えた感じですが、まっさらな状態から何を書いていいのかわからない人もいそうです。
記事では「妄想」と表現されていますが、自分の想いをおぼろげながら持っている人が思考を熟成・飛躍させるのに適しているのかなと思いました。

言語化しにくい「なんとなく良い」の理由は何なのか? 自分の顧客体験をヒントに考えてみた (Web担当者Forum)

なんとなく良いサービスについて、どこが良いのかを考えてみる記事です。
確かに誰しも「なんとなく良いな」と思うサービスやら製品やらがあるものの、その理由を立ち止まって考えることを普段から行っていくと、おぼろげながら「なんとなく良い」理由が出てくるかもと思いました。
そういえば以前似たような感じで「ワクワクする」ことの理由は何だろうと数人でかなりちゃんと考えたことがあって、十数個の要素が出てきたことを思い出しました。

Top 10 funny Lorem Ipsum Generators to Make Your Design Mockups more Beautiful (Prototypr)

ダミーテキスト生成サイトについてまとめた記事です。
トップ10ということで、ポピュラーと思われるサイトから、どういう意味があるのかわからないようなものまで紹介されています。
当然ながら日本語のものが紹介されていませんが、こうしたサイトは意外に重宝します。
以前は人名を適当に生成してくれるのがあって、それが実運用をイメージしやすいUIにするのにかなり役立った記憶があります。

UX Design for Different User Generations (UX Planet)

様々な世代に対するUXデザインに関する記事です。
それぞれの世代でどういった点に気をつければよいかが書かれていて、十把一絡げにならない程度の粒度なので参考になります。
35歳から55歳までがオールドアダルトとのことで、そんなに幅広くまとめられるのはちょっとどうかなという気もします。