UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/2/18)

この週末は UX Hong Kong に参加してきました。また改めてレポートしたいと思いますが、英語の必要性を感じたのと、それ以上にこういった海外のカンファレンスに積極的に参加する必要性を感じました。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

グーグルは聴覚障害者向けアプリの提供で、アクセシビリティの向上に挑む (WIRED.jp)

聴覚障害をもつユーザー向けのアプリに関する記事です。
一通りの機能を見てみると、聴覚障害をもつ人だけでなく、英語を聞き取るのが難しい人とか、騒音のひどい環境にいる人など、様々な状況で重宝しそうで、昨今トレンドになっているインクルーシブデザインに通じるものがあります。
それにしても、これらをすべて無料で出してくるあたり、Googleはすごいですね。

スライダーを使いやすくする4つのクリエイティブな工夫 (UX MILK)

スライダーのコントロールに関する記事です。
いくつかの例と一緒に、スライダーの使い方や、課題の解決策について記載されています。
1番目の項目はユーザーが選択しやすくなる場合とそうでない場合があるので注意が必要そうです。
最後の4番目の項目は、課題をうまく処理していてなるほどと思いました。

標識「落石のおそれあり」を見てどう対処? (デザイン思考と本質追究を楽しもう♫)

道路標識に関する記事です。
こちらの標識は、私も意味を勘違いしていました。
早く通り過ぎたほうがよいと考えるのと、注意深く行こうと考えるのとではかなりの違いがありますね。
ただ、本来の意味を知ることは大事ですが、それをそれぞれの自発的行動に委ねるのではなく、デザインそのものを変えるべきなのかもしれません。

行ったり来たりするサイトは情報設計ができていない証拠 (UX TIMES)

サイトの情報構造に関する記事です。 ここで取り上げられている例はホテルプランの比較ですが、こういった表示はよく見かけるように思います。
ユーザーが何をしたいのか考えつつ、情報をデザインしていく必要がありそうです。

9 Ways Prototypes Improve Your Design Process (Usability Geek)

プロトタイプを活用する利点についての記事です。 9項目にまとめられていますが、3番目はいかにも海外の記事と言える内容です。
個人的に大事だと思ったのが 6番目で、案をいろいろ空想するより見える形にするほうが納得感を持って決めることができそうです。
最後の Conclusion にも忘れてはいけない大切なことが書いてあります。

The master list of 2019’s UX conferences (Inside Design Blog)

今年行う予定の海外のUXイベントがまめられています。 私がちょうどこの週末に行ってきたUX Hong Kong も載っていました。 海外のイベントは英語の問題が大きいですが、それ以上に得るものも多いと思います。
特に他の国のデザイナー、リサーチャーと話ができるのは刺激になりますし、自分や自分の会社の立ち位置を見つめるきっかけになりますので、参加してみるのもよいのではないでしょうか。
ちょうど時を同じくして、以下の記事でもUXイベントが紹介されていました。重複するイベントが多いですが、念のため紹介しておきます。
20+ UI/UX Design Conferences Worth Visiting In 2019 (EtonDigital)
UX conferences you can't miss (Justinmind)