UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/2/4)

節分で豆まき(取るほう)に行ってきました。みんなが一斉に手を伸ばして「こっちこっち」となっている様は、小説の『蜘蛛の糸』をほうふつとさせます。あれは豆をまくほうは楽しいだろうなぁ。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

シンプルは複雑だ。よけいな要素を簡素化してUXを向上させるコツ (Workship MAGAZINE)

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シンプルなサイトやサービスを作ることに関する記事です。
シンプルを実現しているのは複雑なことをシンプルに見せる努力があるということで、確かにここで紹介されているサービスも、裏では大変な議論があったのだろうと想像できます。
ミクロ的な視点でのシンプルということで、パスワード忘れの事例が紹介されていますが、いつもやっていて当たり前だと思ってしまうようなことでも、もう一度考え直す必要があることを示す良い例だと思います。

AIスピーカーで彼女と仲直りできたワケ (プレジデントオンライン)

スマートスピーカーに仲裁役を担ってもらうという記事です。
別にスマートスピーカーを使わなくても仲直りできるんじゃないの?というのは穿った見方は置いておいて、ここで重要だと感じるのはスマホが個人のためのデバイスなのに対して、スマートスピーカーは家族のためのデバイスだということです。
そのうちに、わざわざ仕組まなくても、そこにいる人たちの関係や状態に合わせてアドバイスをしてくれるようになるのではと思います。

人間中心設計とは?HCD資格保有者が難しいことばを使わず徹底解説 (UX JUMP)

人間中心設計についての解説記事です。
少し長めの文章ですが、人間中心設計の定義やプロセスについてわかりやすく書かれています。
具体的にプロセスを回すための手法については詳しくは書かれていませんが、「身近な人を喜ばせるところから始める」と記載のある通り、まずはマインドが大事なのだと思います。

あなたはデザインを見る目と判断する知識を備えているか、勉強にもなるUIデザイン検定問題 -Can’t Unsee (コリス)

UI の細かな問題点をみつけるクイズです。
初級編はすぐに問題点を見つけられるのですが、上級編は一体どこが違うのかわからず。 思わず立体視して見てしまうほどですが、わかる人にはわかるのでしょうか。
ちなみに私のスコアは 6730点でした。皆さんは何点でしたでしょうか?

The Problem With Power Users (Usability Geek)

パワーユーザー、日本語でいうと熟練者と呼んでよいように思いますが、そういう人たちに対する考え方についての記事です。
パワーユーザーを重視しすぎると、初心者向けの対応やユーザビリティの課題などがおろそかにある可能性について書かれていて、「彼らはユーザビリティコンサルタントではない」というのはその通りだと思います。
パワーユーザーは声が大きい傾向にあると思いますが、その辺りを意識してバランスを取りながら製品やアプリの設計を行う必要がありそうです。

23 expert opinions on UI Design Trends 2019 (UserZoom)

UX関連の専門家23人が2019年のUIトレンドについてコメントしています。
すべて読むのは骨が折れますが、それぞれエッセンスがツイート用にまとめられているので、それを読むだけでも参考になると思います。
全体としてフラットデザインタイポグラフィなど、様々なテーマが登場しますが、中でもアクセシビリティに触れている人が多いです。
もはやアクセシビリティ対応は特別なものではなくなっているのかなと感じます。