UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/1/21)

落花生とピーナッツが同じものだと最近初めて知りました。いや、食べれば味は同じなので、そんな気はしていたのだけど、今まで両方をいっぺんに考えることがなかったから確信が持てなかっただけなのかな、と思っています。。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

デジタルサービス開発においてフローチャートを作成するメリットとコツ (Goodpatch Blog)

画面遷移などでのフローチャート作成に関する記事です。
条件分岐などを盛り込んで抜け漏れを防げたり、全体像を可視化できるなど、そのメリットや注意点について書かれています。
重要だと思ったのが、全体の作業見積もりがわかるという点です。
詳細なUIデザインに入る前にボリューム感がわかり、それを元に妥当性のあるスケジュールが立てやすくなると思います。

「5人でユーザテストすればユーザビリティ上の問題のうち85%が見つかる」の元ネタ論文を解説する (Mikio Kiura)

ユーザーテスト、ユーザビリティテストの推奨人数がなぜ5人なのか?についての記事です。
元の論文を参照しつつ、わかりやすく解説されています。
「マジカルナンバー7」などのケースとは違って、元の話が誤解されているというわけではないようですが、どういう理由によるのか、ちゃんと理解することの必要性を感じます。
この論文にも先行論文がありそうなので、そっちもさかのぼって確認する必要があるとなると厳しいですが。。

待ち時間の体験を向上させるスプラッシュスクリーン (UX MILK)

モバイルアプリの起動画面、スプラッシュスクリーンについての記事です。 いくつかの実例を見ることができますが、どれも心地よく感じるものになっています。 最近は起動直後スプラッシュスクリーンを表示せず、「プレースホルダーUI 」と呼ばれる UIの枠だけ表示するような画面で待たせrうパターンも増えています。
ただ、こうして見ているとスプラッシュスクリーンも悪くないなと思います。

逆転の発想から生まれたクールなデザイン雑貨4選 (@DIME)

今までなかった発想で課題解決をしているものを紹介した記事です。
逆転の発想かというと、1番目と2番目はやや違う気もしますが、今までの考え方とは違う切り口であることは確かです。
これらはアイデアを思いつくだけなら何とかなりそうですが、そこから実際の製品として世に出すまでがかなり高いハードルだと思います。(まだでていないものもありますが。)
そのあたりの苦労話も聞いてみたいです。

Should we move from Human to Interaction-Centered Design? (UX Collective)

人間中心設計からインタラクション中心設計にパラダイムシフトすべきか?というタイトルですが、細かく読んでいくと、インタラクション中心に据えたほうが人間中心になるのでは、という論調になっています。
確かにペルソナの性格や行動にフォーカスするより、人々同士あるいは人とシステムとのやり取りにフォーカスしたほうが、どうデザインすべきか見えやすいかもしれません。
そのためのツールとして思いつくのが、サービスブループリントやカスタマージャーニーマップですが、この記事にならうと「その人の性格だからそうなる」というよりも「その人と対象物のやりとりにおいてそうなる」と考えたほうがよいのかなと思いました。

The Secret Design: Designing Trash (Webdesigner Depot)

ゴミ処理業者のWebサイトを作成する際の話です。
クライアントがかなり厄介で、結局失敗に終わるストーリーになっていて、読んでいて悲しい気持ちになります。
どの程度事実なのかわかりませんが、クライアントがあまり協力的でなかったり、「あのサイトのようにしたい」と言うのが文字通りの意味だったり、というのは、私たちの身に起こらないとも限りません。
いくつかの出来事が後から考えると警告だった、とのことで、そういったものを敏感に察知して対策を立てるか、距離を置くかを選択していかなければならないのかなと思います。