UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/1/7)

あけましておめでとうございます。まだ年明けでエンジンがかかりませんが、1か月たっても2か月たってもエンジンがかからない、なんてことがないように気を付けます。。 さて、先週お休みしたので、年末年始の二週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

優れたデザインは「不自由への共感」から生まれる (Forbes JAPAN)

著名なデザイナーのジョン・マエダのインタビュー風記事です。
「不自由への共感」というのはなかなか深い言葉ですが、そのあたりの内容は主に前半に書かれているようです。
本文で書かれているように、「ターゲットを決めるということが、それ以外の人を仲間はずれにする」というようなことにはならないとは思いますが、こういった内容を見ると、UXデザインの使命はテクノロジー民主化にあるのでは、と考えさせられます。

消えるUX (小山田翔子 / GMOペパボ)

SNSなどで自分が残したログが消えていく体験についての記事です。
確かに私たちは普段話したことが記録されていくわけではないので、消えていくほうが自然です。
ログを残すと、後からそのときとは異なる空気感でそれらが顧みられることになるので、本来良くないことなのかもしれません。
ただ、消えるというだけがその解決策ではないような気もしているので、そのあたり自分でももっと良く考えてみたいと思います。

カスタマージャーニーマップに落胆した君へ (in0in0)

カスタマージャーニーマップの課題などについて記載した記事です。
主にカスタマージャーニーマップ作成の目的についてと、共感するということの意味について記載されていて、示唆に富んだ文章です。
前者については、結局ツールは使ってそのあとどうするかが大事ということで、UXデザインの取り組みそれ自体についても、ジャーニーを意識する必要があるのかもと思いました。
後者については、いかに自分事にするのか、というのがポイントなのかなと思います。

ユーザビリティとは?「高い」や「低い」の使い方からわかりやすい例までチェック (CHEWY)

ユーザビリティに関する記事です。
ユーザビリティについての説明や、他の用語との関連などがわかりやすく説明されていて、アクセシビリティとの違いや UI、UX との関係も参考になります。
興味深かったのが、これが「ビジネスマナー」のカテゴリーで紹介されているところです。
確かにユーザビリティを高めることは、今の時代もはやユーザーに対するマナーと言ってもいいのかもしれません。

Top 10 UX Videos of 2018 (Nielsen Norman Group)

ニールセン・ノーマン・グループが公開しているUX関連のビデオから、昨年中に人気の高かったものについて紹介しています。
1番目と6番目はどちらもドン・ノーマンが似たような話題について話していますが、個人的にはこの2つと、4番目の「5秒間テスト」が興味深かったです。
長いのもあるので、私もまだ全部観られていませんが、大半は3分程度のビデオなので、年始に初心を思い出すべく観てみるのも良さそうです。

The 15 coolest interfaces of the year (Fast Company)

年間通して秀でていたユーザーインターフェースについてのまとめ記事です。
少し話題になって知っているものから、全く知らなかったものまで多く紹介されていて、将来的なインターフェースを考えるヒントになりそうです。
この中で紹介されている「歯のセンサー」に興味を持ちました。
違和感なく装着できるという意味で、人の体にチップを埋め込むという恐怖から逃れられる代替手段かもしれないと思いました。
あと、歯科医が儲かりそうです。