UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/11/5)

久々に歯医者に検診に行ってきましたが、虫歯はありませんでした。普段それほど歯磨きなどを頑張っているほうではないのですが、何が良かったのでしょうか。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

デザイン指標から価値を伝えてみよう (could)

デザイナーはビジネス指標だけでなくデザイン指標も押さえておくべき、という記事です。
このデザイン指標はビジネスゴールに対するユーザーゴールという位置付けに近いかと思います。
デザイン指標について具体的に何を指標とするかも書かれていて参考になります。
最近はデザイナーもビジネスの視点を持つべきという議論が多いですが、こうしたビジネスとユーザーとのバランスの考慮も大事な視点だと思います。

「ハイ、メルセデス」で話題の「MBUX」 試して分かった「できること」と「できないこと」 (webCG)

メルセデスベンツを声で操作するという「MBUX」の記事です。
なんでもUXとつける最近の風潮はどうかと思いますが、将来的に自動運転なども含めた体験になっていくのかなと思います。
記事を読む限りまだまだ発展途上のようですが、AIスピーカーの普及からするとこの流れはさらに加速すると思いますし、ナイトライダーの世界はすぐそこまで来ているのかもしれません。 (ジャンプはしないでほしいですが。)

受験勉強をデジタルシフトさせた! ~学習体験を再発明したスタディサプリのケース (BACKYARD)

スタディサプリというサービスを分析した記事です。
学習体験の再発明というのはやや大げさな感じもしますが、顧客体験とビジネス体験でのポイントの双方をわかりやすく図解も交えて説明しています。
最後のほうに、なぜ既存のプレイヤーでは実現できなかったのかも分析があります。
個人的には、この理由の一つに、自分たちのビジネスモデルを崩すことにもなるからというのもあると思います。
ただ、この事例から考えると、逆にそういうリスクのある部分に次の一手が潜んでいると言えそうです。

バックグラウンドに動画を使うことのメリットとデメリット (UX MILK)

Webサイトの背景で動画が再生されるサイトはもはや珍しくもなくなってきていますが、この記事ではその長所や短所が記載されています。 データ容量を小さくする方法や、モバイルの場合の代替案など、具体的な対応策についても記載されているので参考になります。 こうした動画がどこまで機能やサービスの理解の助けになっているのかは怪しいところがありますが、背景の動画を見せるべく表示要素を減らす努力をするのは、良い影響を与えることになるのではと思います。

Please Stop Saying “Design” (Prototypr)

何でも「デザイン」という言葉で説明されることでわかりにくくなっているという記事です。
日本でもデザインが見た目のことを指すだけではないことがだんだん浸透してきていますが、今後はその弊害により、具体的に何のことなのかわかりにくくなり、あいまいなまま進んで後からしわ寄せがくるようなケースも増えてくるかもしれません。
この記事にある通り、デザインが何を指すのかはっきりされるべきタイミングと、そうでなくても大丈夫なタイミングを考慮する必要がありそうです。

What you should know about Mobile User Experience (Bluespace)

モバイル向けのUXに関する入門的な記事です。
PC向けのUXとの比較というかたちで書かれていて、イラストも入っていて理解しやすくなっています。
画面の向きや指の使い方など、どのくらいの使用割合があるかのパーセンテージも示されていて参考になりますが、これらは昨今の画面サイズ拡大の流れで割合も変わってくるのかもしれません。