UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/8/13)

お盆の最中ですがいかがお過ごしでしょうか。こちらは海水浴に行ったら足の甲だけ異常に日焼けして、もはや火傷状態。元に戻るのか不安です。 さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

モバイルユーザーエクスペリエンスの現状 (U-Site)

モバイルUXの歴史に関する記事です。
記事でも言及されているように、この10年でかなり良くなったと思いますが、それもPC時代からの蓄積があったからこそだと思います。
記事ではジェスチャーの進化も書かれていますが、個人的にはジェスチャーが多くなること、特に 3D Touch に操作を割り当てることはユーザビリティの低下を招くので避けてほしいと思っています。

UXデザイン初学者のための基本用語まとめ (Casual Developers Notes)

UX関連の用語集です。
今まであった用語集には登場しないような用語も載っていて参考になります。
各見出し語には日本語もあれば良かったなと思うのと、各項目の中身も少し寂しい(UXデザインのアウトプットがワイヤーフレームと仕様だけというのはちょっと・・・)ので、今後そのあたりのアップデートを期待したいです。

「自動化」と「やっている感」--UI/UXで考えるシステムと人間の関わり方 (ZDNet Japan)

どんどん自動化していく中で、やっている感をどこまで残すか、という興味深い話題についての記事です。
自動運転車の件を読んで真っ先に思い浮かべたのが、遊園地にある子供向けの乗り物です。
レールがついていて自動で動くのに、ハンドルを自由に回せて運転している感を出せるもので、子供の遊びにはちょうど良いですが、実際のクルマの運転自体も似たような状態になる日が来るのかもしれません。

ネットの退会・解約トラップを見抜いて「出口」まで辿りつくには

良くないUX、中でも退会しにくくするとか、間違えてクリックさせるようなものをダークパターンと呼びますが、それらをいくつか紹介した記事です。
この手の記事は海外の記事でかなり増えているので、そのうち自浄作用が働いてくるかもしれませんが、甘い期待でしょうか。
ハッシュタグも用意されているので、気になる人は覗いてみるのもよいと思います。

15 Metrics for UX Benchmarking

https://measuringu.com/ux-benchmark-metrics/

UXをベンチマーキングするための15の指標について解説した記事です。
具体的な説明はリンク先にありますので、興味のある方はそちらをご覧になるのがよろしいかと思います。
Study-Level MetricsとTask-Level Metricsに分かれてまとめられているのがなるほどと思いますが、後者については日本であればNEMが入ってくるように思います。

5 UX copy tips from the experts (Prototypr)

UXライターという職種が(主に海外で)出てきて、それに関する記事もだいぶ増えてきましたが、この記事はわかりやすく納得度も高かったので共有します。
文章や文言を考える際の参考となる5つの要素について解説されていて、どれも重要であるものの、特に1番目と2番目が大切だと思いました。
個人的には4番目が気になりました。
ただやみくもに短くしようとする必要はないということですが、一方で、やはり読み飛ばされる場面も多いと思うので、ユーザーのコンテキストに基づいて適切な長さを考え、その中に納めるように文章を考えるのがよいのかもしれません。