UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2018/1/8)

新年あけましておめでとうございます。今年も細々とやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、年末年始まとめてになりますが、私の気になったUX関連の記事を紹介します。

2018年にUXデザインを取り巻く7つの変化 (freshtrax)

blog.btrax.com

今年のUXデザイントレンドについて記載した記事です。
1、2、3 については、ここ数年言われ続けていることのようにも思いますが、4、6、7 あたりは確かに重要な変化になりそうで、注視していく必要があると思います。
あとは、そろそろUXデザインの認知が拡大して開発プロセスに溶け込むという変化が、予兆だけでもよいので起きてくれるとありがたいなと思います。

UIにとどまらない、UXの取り組み事例7選 (UX Milk)

uxmilk.jp

UXに関する取り組みについて、いくつか事例を見ることができます。
原文は少々古いですが、内容は今でも通用するものだと思います。
これを読むと、サービスの改善とかユーザー体験の向上を考えるときには、やはり画面内だけに縛られず、周辺のサービスなども含めた総合的な解決策を考えていくのが大切なのだ、と改めて考えさせられます。
こういったUIにとどまらない取り組みに視野を広げていくことを新年の抱負とするのも良さそうです。

仕事もデートもUXも、段取りをデザインするということ (ミツエーリンクス UX Blog)

https://www.mitsue.co.jp/knowledge/blog/ux/201712/28_1638.htmlwww.mitsue.co.jp

段取りのデザインに関する記事です。
確かにUXデザインは段取りのデザインとも言えます。個々の体験だけでなく、それらをつなぐ体験の重要性も考慮していく必要があると思います。
記事中で不動産の事例が出てきますが、これは「おとり物件」っぽいですね。
そういう可能性を考えて不動産選びをする必要があるのかもしれませんが、やはりユーザーにネガティブな影響を与えるので、なるべく鮮度の高い情報を届けてほしいものです。

【適切にエラーメッセージをデザインする!】エラーメッセージのベストプラクティス (SeleQt)

https://www.seleqt.net/design/how-to-design-error-messages/www.seleqt.net

エラーメッセージに関する記事です。
4項目が紹介されていますが、どれも大事な要素なので参考になります。
1つ目の項目に関連するのですが、最近は入力している最中にインラインのエラーメッセージが表示されるフォームを見かけます。
そういったフォームに遭遇するたび、いつも何か間違った入力をしているのか不安になってしまう自分がいます。
よくメッセージを読めばよいのですが、エラーとして示されるのはちょっと心外でもあるので、なるべく避けたほうがよい仕様なのではと思います。

A 100-Year View of User Experience (by Jakob Nielsen) (Nielsen Norman Group)

www.nngroup.com

ヤコブ・ニールセンによるUXの今までとこれからについてです。
1950年~2050年の100年間ということで、かなり長いスパンですが、今後はうなぎのぼりにUXの専門家が増えていくと予測しています。
この数値は個人的にはやや疑問で、今後AIの台頭や別のトレンドの隆盛など不確定要素も多く、そこまで専門家が増えるともあまり思えません。
ただ、こういったスケールでUXおよびUXデザインが社会に浸透していくと捉えれば、納得できる値なのかも、と思います。
ニールセン自身も強気だと述べていますが、これくらいの勢いでUXデザインを実践していく気概を持つ必要性を感じました。

How to Use Gamification in Mobile Apps: A Case Study (Boxes and Arrows)

boxesandarrows.com

モバイルアプリでゲーミフィケーションの要素を取り入れる方法に関するケーススタディです。
ここではForestというアプリが例示されていますが、このアプリ自体は「何もしない」ことがゴールなので、それでどのようにユーザーに報酬を与え、次のアクションに結びつけるのか、詳細に説明されています。
このアプリはスマホ中毒の解消アプリで、日本語版も出ているので、興味のある方は使ってみてはいかがでしょうか。
私も使ってみる必要がありそうです。。。