UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2017/9/25)

まだ秋なのに早速鍋を食べました。朝晩は冷え込み始めたからちょうどいい頃かも。 さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

ハンバーガーメニューの代わりはこれ!アプリやサイトに使いたいメニュー5選 (SeleQt)

www.seleqt.net

ハンバーガーメニューの代わりのナビゲーションパターンについてです。
様々なアイデアがあるものの、なかなかこれだという決め手がないのかもしれません。
1番目と2番目は良いナビゲーションパターンであり、これらを優先的に使うべきですが、項目が多いとか文言が長い場合に使えないので、ハンバーガーメニューの代わりとしては難しそうです。
4番目は代替案として良さそうですが、「メニューであること」がわかるという意味では、ただ単にハンバーガーメニューに「メニュー」と明記するだけでだいぶ良くなるのだと思います。

顧客視点のUXデザインは事業の短期的成果を生む近道になる — コープデリ生活協同組合連合会様 (ネットイヤーグループ)

www.netyear.net

UXデザインの実践事例についての記事です。宅配サービスの事例で、プロセスだけでなく思考の過程も書かれていて参考になります。
私が宅配サービス上でのUXで良いと思っていることは、重いものでも購入しやすくなること、また何を買うか自宅で考えられるので、夫や子どもの意見も反映できたり、コミュニケーションが増えたりすることがあると思います。
そういった観点でもまだまだ提供できる体験価値はあり、加入動機につなげられるのではと思います。
この記事は前編で、後編が待ち遠しいところです。

旅行×VR・ARで変わる、新たなユーザーエクスペリエンスとは? (DX LEADERS)

dxleaders.com

VRが旅行への起爆剤になるという話です。
自宅に居ながらにして旅行が楽しめる、と見る向きもありますが、実際に旅行に行きたいと思わせる起爆剤になると書かれており、私も似たような意見を持っています。
ただ、単純に景色を眺めることができるだけではなく、そこに息づく文化や現地の人との触れ合いといったソフト面も含めた情報提供があってこそ、VRから実際の旅行へ駆り立てるトリガーになるのではと思います。

UI文言にビックリマークを使わないほうがいい5つの理由 (CrowdWorks Designer Blog)

designer.crowdworks.co.jp

UI文言にビックリマークは最近見かけなくなりましたが、まだまだ存在します。特にwebサイトではニュースレターや通知の登録に急かせる意味で使われることが多く、逆に登録したくなくなりますよね。
この記事ではいくつかの使ってはいけない理由が書かれていますが、これらにもうひとつ付け加えるとしたら、文字の大きさやスペースの取り方、レイアウトなどで強調表現をしたほうが、より効果的が高いと考えられる点です。

The ‘WOW’ Factor in UX Design (uxdesign.cc)

uxdesign.cc

WOW(日本語で言えばちょっとした驚きという感じでしょうか)をUXデザインでどう取り扱うかについての記事です。
見た目のWOWに囚われすぎる場合は、この筆者のストーリーのように、ぶっ飛んだ案も対案として用意して、ユーザビリティテストで比較してみるのが良さそうです。
ただ、「もっと他のWOWはないのか」という流れになるのは避ける必要がありますが。 最後の結論の文章はとても重要なので、心に刻んでおきたいと思います。

What Comes After User-Friendly Design? (Co.Design)

www.fastcodesign.com

ユーザーフレンドリーなデザインというのはもう適切な呼び方ではなくなっているとの記事です。
UXの倫理といった観点で語られていますが、ユーザーデータの収集や、それに関連する広告の表示は、確かにユーザーフレンドリーとは言い難いかもしれません。 記事でも言及されているような「ダークUX」は極力排除して、ユーザーの利益を第一に考える必要があります。
ビジネス視点が入るとなかなか難しい面もありますが、たとえユーザーフレンドリーデザインでなくても、ユーザーセンタードデザインであることは意識していきたいものです。