UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2017/6/12)

先週一週間くらいで、私の気になったUX関連の記事を紹介します。

インタビュー:あえて仕様書を作らないコロプラのデザイン現場とは? (UX MILK)

uxmilk.jp

ゲームのUIに関するインタビュー記事です。
仕様書を作らないということで、ゲームのようなアニメーションを多用するUIに適した形なのかもしれません。
一方で、仕様書を用意する利点もあるわけで、なぜ作るのか、作って何に使うのかを明確にして、決めていく必要がありそうです。

シンポ、研修で引っ張りだこのグラフィックレコーディングって?——富士通有志が広げる思考の新手法 (BUSINESS INSIDER JAPAN)

www.businessinsider.jp

グラフィックレコーディング、略してグラレコの記事です。
社内で活用しているということですが、コミュニケーションが活発になるとのことで、これからより多くのシーンで活用されていくように思います。
そこまで体裁にこだわらず、ただ単に会話の補助として絵や図を使う、という点はすぐにでも実践していけると良さそうです。

おもてなしは「表と奥」の2段階!? :無意識を調べて見えてきた、多面的ホスピタリティのアウトライン (WIRED.jp)

wired.jp

「おもてなし」を日本の特色として推進していくには、ここで書かれているように、それが何者かしっかり定義して、再現性があるものにしていく必要があると思います。
気になる点としては、一般的に「おもてなし」の対訳は “Hospitality” ですが、個人的には何だかニュアンスが異なるように感じていて、そこに日本特有の提供価値があるように思います。

設定したペルソナで患者の物語を追体験 (Cadetto.jp)

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cadetto/igakusei/report/201706/551477.htmlmedical.nikkeibp.co.jp

カスタマージャーニーマップのワークショップ体験記です。
医療関係のトピックですが、手順や気づきなどは業界に関わらず参考になります。
ペルソナとタッチポイントは同じでも、出来上がったジャーニーはグループにより異なったという点は興味深かったです。
自分たちで考えたものが必ずしも正解ではないということを念頭に置いた上で、より良いタッチポイントを考えたり、ユーザーに対する洞察を深める大切さを身に染みて感じたりするところにこの手法の意味があるのだと思いました。

Best Practices For Hero Images

blogs.adobe.com

Webサイトで一番目を惹く画像であるヒーローイメージの使い方に関する記事です。
関連のある画像を用いるなど基本的な点も含めて多くのポイントが記載されています。
中でも「Blur Effect」の項で、ぼかした画像を使ってみて、ユーザーの視線について考察するという点は、実際に役に立ちそうです。

Avoiding Uber Disruption: How Radio Can Leverage The User Experience (Jacobs Media Strategies)

jacobsmedia.com

UberAirbnbといった既存のビジネスモデルを破壊するものをピックアップして、ラジオ業界の現状と対比させた記事です。
アメリカの環境と日本の環境では異なる部分も多そうですが、ユーザーのフィードバックを取り入れるなど、共通でできることはありそうです。
個人的にラジオは好きなので、何らかブレークスルーがあると良いのですが。