UX探訪記

UIデザインやUXデザインに関する記事を集めたり書いたりしています。

UX関連記事 (2019/4/22)

髪の毛を切りに行きたいのですが、タイミングを逃していてなかなか行けずじまいになっています。24時間営業の美容院があるとよいのですが。。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

社内システムのUXを考える--日常業務のUXを重視して設計 (ZDNet Japan)

社内の業務システムに関する記事です。
「慣れの壁」という話が出てきますが、業務システムの大きな特色だと思います。
UIが変わること、よりもむしろ業務フローが変わることに対して抵抗が強く、ときに省力化が明らかな場合であっても受け入れられないことが多いと感じます。
後半に出てくる業務フロー全体の改善については私も書きたいことがあるので、機会を改めてまとめてみたいと思います。

Googleはカームテクノロジーデザインを採用し始めたが、まだ道はない (UX TIMES)

スマホ依存症とか、健康的な利用に対する技術的なサポートをカームテクノロジーというらしいです。
この記事では主に Google など企業の取り組みと、それらがまだ道半ばであることについて説明されています。
ポイントは、強制的に休憩を取らせるより、どうやって休憩が必要なことに気づいてもらうか、またそれを習慣づけるかなのかなと思います。
そういえば昔ファミコン高橋名人が「正確なプレイができなくなるから1時間ごとに休憩を取ろう」と促している文章を読んだことがありますが、これには説得力がありました。

キャッシュレス社会に必要なのは、ユーザーの「感動体験」だ (Forbes JAPAN)

決済のUXに関する記事です。
モバイル決済の便利さとデータ活用による更なる UX 実現により、キャッシュレスが加速すると説明されていて、納得感があります。
もちろん現金の良さはあるでしょうし、日本の場合は、特に現金が好き(?)な傾向が強いと思うので、そのあたりをケアしていく必要があると思います。

Windows, macOS, Android, iOSなど、各OSの各バージョンにプリインストールされているフォントリストのまとめ (コリス)

各OSのフォントまとめです。
いくつかのリンク先が紹介されていますが、特に最後に紹介されているサイトがわかりやすいように思います。
アプリ開発では実際にどう表示されるかが大事なので、これらはとても参考になると思います。
それにしても、フォントの見本はどうしていつも宮沢賢治なのでしょうか。

UI and UX Terms Every Product Manager Needs to Be Familiar With (Userlane Blog)

UX関連の用語について解説している記事です。
単なる用語集ではなく、ストーリー調で書かれていて各用語が紹介されているので非常に読みやすくなっています。
記事の目的としてはSaaSのプロダクトマネージャー向けに書かれているようですが、他の人が読んでも理解しやすいように思います。

Top Design and User Experience Quotes (Serfo)

Web記事というか、まとめに近いものですが、UXデザインにまつわる名言がたくさん集められています。
ティージョブズやジョン・マエダなどの聞いたことのある言葉も登場しますが、それ以外にも示唆に富んでいるものが多いので、ざっと見てみると印象に残るものが見つけられるかもしれません。
個人的に印象に残ったのはイーロン・マスクの言葉で、極論に近いものの、そういう気概でデザインする必要性を感じました。

UX関連記事 (2019/4/15)

自宅でカエルを飼っているですが、エサが生餌でないとダメなのでけっこう苦労しています。栄養価が高いものを、ということで先日レッドローチを買ってきました。ローチ、つまりゴキブリです。ギャー。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

米大手銀の「60ドル引き出し」ボタン 狙いは一石二鳥の課題解決 (日経クロストレンド)

UXの改善に伴う効率化や業務改善に関する記事です。
表題の事例と、もうひとつ CTスキャンの事例が紹介されていて、どちらも比較的有名なものですが、その効果が具体的に記載されてされていてわかりやすいです。
UXデザインは定量的に効果を示しにくく、推進する際に説得が難しい側面がありますが、こうした効率化やコストの削減という観点を探してそこにフォーカスすると、意外と周囲が理解しやすくなるかもしれません。

私はただの気が小さなペテン師です。もちろん、あなたも。 (Adobe Blog)

UXデザインのプロセスや手法を実施する上で、自分が十分なスキルを持っているかどうかや、自信についての話です。
これは難しい問題で、実践するための経験は結局実践で得るしかなく、どの程度あれば一人前といえるのかはあいまいです。
記事ではそうした感情と向き合うことが書かれていますが、私はむしろUXデザイナーはそうした感情を持っている必要があると思います。
ユーザー理解など、わかっているつもりでそうではないケースも多く、「自分はよくわかっている」と思ったときに落とし穴が待ち構えているのではないかと思います。

なぜこんまりはアメリカでヒットしたのか - ローカライズの秘訣 (berax)

海外でこんまりブームが起こっていますが、その成功の秘訣についての記事です。
ローカライズということですが、単にその国の文化に合わせるというより、その国の人々をより深く知るというところから始める必要性を感じました。
あと、記事では服装やメイクの話も出ていますが、信頼できるような雰囲気というか、それっぽく見えるということもかなり大事な要素だなと思います。

マクドナルドが「未来型店舗体験」で大切にしたのは“人” (XD)

マクドナルドの店舗改善の話です。
人を減らさず、人でしかできないサービスを提供していくというのは、単純に無人化された店舗が乱立するより、良い流れのように思います。
何をもって未来型とするかという話はありますが、ただ便利になるだけでなく、そこで食事すること自体に価値があるということが今後大切になってくるのではと思いました。

Designing for digital natives: Are you ready for Generation Z? (UserTesting Blog)

ジェネレーションZ(Z世代)についての記事です。
日本で言えばポストゆとり世代に当たるのかもしれませんが、スマホや優れたオンラインサービスが生まれた時からある世代ということで、その傾向が詳しく解説されています。
本文を読んでみると、長い時間辛抱できないだとか、オンライン上での課題は自分のせいだと思わないとか、いう特徴があるらしく、この世の中は大丈夫なのかな、と考えてしまいます。
まぁそのように感じるのも、自分が歳を取ったせいなのかもしれませんが。

Redesigning the dreaded no-parking sign with Jobs To Be Done (UX Collective)

Jobs To Be Done から導く解決策についての記事です。
駐車禁止の案内板について、いくつかの解決策が紹介されていて、どれも悪くない例だと思いますが、それらを凌駕するアイデアとして、Jobs To Be Done の考え方で導き出す、という内容になっています。
こうした考え方は、いわゆる「究極の理想解」をまず考えて、そこに至る実現可能性を探るというやり方に似ているように思います。
最後のほうにUXデザインプロセスへの組み込みについても少し触れられていますが、またそのあたりを詳しく知りたいなと思いました。

UX関連記事 (2019/4/8)

近所に有名なコーヒー屋さんがあって、たまにはちょっと奮発しようかなと、少し高いコーヒー豆を買ってきました。が、もったいなくてなかなか飲めません。。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

TikTokやSnapchatが覆す、アプリデザインの「常識」 (WIRED.jp)

現在の主流とは異なる、ごちゃっとしてわかりにくいデザインに関する記事です。
コアバリューがきちんとユーザーを捉えているから多少不便やわかりにくさがあっても問題ないということなのか、それさえも魅力につながっているのか、何とも言えませんが、仮にこれらのサービスがわかりやすい UI になったときにどうなるのか見てみたい気もします。
この記事ではごちゃごちゃを東洋的と言っていますが、どちらもごちゃごちゃしている面とミニマルな面の両面あるのかなと思います。(歌舞伎町と禅の世界とか。)

寿司職人から学ぶ究極のUXデザイン6つの極意とは (berax)

寿司屋から学べるUXに関する記事です。
ストーリー性や細部へのこだわりなど、確かに関係しそうですが、寿司屋に限らず優れた飲食店では、少なからずこういった要素を備えているようにも思います。
また、おもてなし精神がUXデザインにつながっているという点について、個人的にもそう考えています。
その意味では、優れたUXデザインに裏打ちされた、日本発のアプリやサービスがもっと出てきても良いように思います。

アプリユーザーがイライラしてしまう5つのこと (UX MILK)

主にスマホアプリでユーザーがイライラすることをまとめた記事です。
どれも「あるある」となるものが多いですが、中でも1番目のパフォーマンスの問題は特に大事だと思います。
4番目の「アプリから追い出される」という件は、データを見てタイミングを判断する改善案が示されていて、なるほどと思いますが、ユーザーの利用状況とか利用環境など、個別のシチュエーションに合わせて時間を調整するというのも考えられそうです。

Webの進化が止まらない!参考にしたい最新ウェブデザイン36個まとめ (PhotoshopVIP)

Webサイトのデザインについて、最近のトレンド含めた実例がたくさん紹介されています。
やはりというか、ランディングページのデザインのピックアップが中心ですが、リッチな背景画像に大胆なタイポグラフィで、クールなものが多いです。
これらも少ししたら古臭く感じるのでしょうか?

UX writing explained in 5 F words (Inside Design Blog)

UXライティングに関する記事です。
"F" から始まる5つの単語をもとに、UXライティングで必要な要素を豊富な事例で説明しています。
最初に出てくる「フレンドリー」は、よくフランクという意味に考えがちですが、ここではユーザーに分かりやすく簡単だということ意味だとのことです。
個人的に大事だと思ったのは、4番目と5番目で触れられている他のタッチポイントとの整合性についてです。
同じサイト内、アプリ内では注意していても、一連のユーザーの流れやサービス全体として見たときに不整合が発生しうるケースがありそうだと思いました。

The Competitor Research You May Not Be Doing … (Prototypr)

競合調査の方法のひとつとして、 競合となるプロダクトをユーザーテストして、そこから得られたインサイトを自社製品に取り入れるという方法が紹介されています。
確かに競合調査というと、エキスパートレビュー的なものを考えがちですが、実際のユーザーが利用しているところや課題に直面しているところを観察するのも効果的なのかなと思います。
また、ユーザーテストを計画するとなると、その製品やアプリの目的、ふるまいをかなり理解する必要が出てくるので、その過程で競合を深く知ることにつながるのもメリットになりそうです。

UX関連記事 (2019/4/1)

世の中は新元号の話で盛り上がっていますが、「平成」の色紙をイメージしたお菓子なども増えているのが興味深いです。これ、平成になった直後に出してたらもっと売れたのではと思います。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

そろそろ「UI/UX」表記論争に決着をつけようじゃないか (酔いどれデザイン日誌)

UI/UX と併記して書くことに関する記事です。
私もこの筆者と同じ意見ですが、最近の UX 関連の記事を見ている限り、併記は絶対ダメだという論調は少なくなってきてきているようにも思います。
ただ、この「UI/UX」の定義については厄介で、そもそも「UI」が単に画面のことを指したり、タッチポイント全般を指したりと、意図が異なるときもありますし、「UX」という言葉そのものもあいまいです。
やはり使っている相手の背景や文脈から、どういった定義なのか見極めながら対処していくしかないのかなと思います。

入力時間11%減!書きやすいエディタのUIデザイン (クックパッド開発者ブログ)

レシピの作成 UI の改善についての記事です。
入力の手間を軽減するという点にフォーカスし、非常に細かいところまで含めてどういう工夫をしたか、わかりやすく説明されています。
単に「良くなったでしょ」とならず、ちゃんと入力時間を比較して評価しているのが素晴らしいと思います。
クックパッドは私もよく利用しますが、人によりレシピの粒度や表現がまちまちなのが魅力でもある一方で、わかりにくい点でもあります。
入力補助などでそのあたり改善の取り組みがされているのであれば、それも聞いてみたいなと思いました。

ARにおけるUXデザインの参考になる6つのコンセプト (UX MILK)

AR を利用したサービス(スタディも含む)に関する記事です。
興味深いコンセプトが多く紹介されており、個人的には操作説明を AR で表示するのは是非実現されて、拡大していってほしいものだと思います。
他のコンセプトは、スマホを覗きながら移動したり、わざわざARで見るまでもないものなど、あまり現実的ではないようなものもあります。
何より、自分の名前や、身に着けているものの値段が丸わかりになってしまうのは恐怖です。
もっと素敵な未来を予感させてくれる AR が出てくるとよいなと思います。

「ペルソナ」と「簡易ペルソナ」の違いを知らないマーケティング担当者が多いのではないか? (ACCUENT blog)|]

ペルソナに関する記事です。
だいたいの企業が作っているのは簡易ペルソナだということで、ちゃんとデータに基づいたペルソナを作ることの重要性と、そもそものマーケティングの重要性について書かれています。
簡易ペルソナについては、仮のペルソナという側面以外にも、チーム内の意識合わせの側面があり、リーンUXなどでは後者が力を発揮することになると思います。
会話のフォーカスがマーケティングなのか開発プロセスなのかで異なるとは思いますが、結局目的に応じた作り方、使い方が大事なのかなと思います。

Are UI Patterns Like Cartoon Characters? (UXPin)

UIデザインパターンに関する記事です。
繰り返し用いられることが、ユーザー理解にも設計プロセスの効率化にも良いという話になっていて、冒頭に白雪姫の動きが使いまわされている話が出てきます。
ただ、アニメのキャラクターの話はここでおしまいになっていて、後は UIデザインパターンの話が続きます。
UIデザインパターンは、ネイティブアプリであればある程度 OS 側で用意されたり、ガイドラインが決まっていたりするので、かなり使いまわされる状態になっていると言えますが、Web についてはその限りでもないので、なるべく共用できる部分をオブジェクト化して、あらゆるところで使えれば、わかりやすさもぐっと上がるように思います。

What if Trump was an App? (UX Planet)

トランプ大統領アプリがあったらどういうものになるか、という記事です。
ジョークの側面も強いと思いますが、デザイン含めて割とちゃんと検討されているのに感心させられます。
とりあえずユーザーオンボーディングとか、レーティングの依頼とかはけっこう笑えます。
大統領を批判する意図があるのかないのかわかりませんが(たぶんあると思いますが)、こうしたアプリが本当に出して、ネガティブキャンペーンに使うということも近い将来あり得るのでは、と思いました。

UX関連記事 (2019/3/25)

毎年この時期花粉症に悩まされているのですが、今年はまだ結構平気です。これから強まるのでしょうか。あるいは、花粉症が治ってきている、なんてことがあるといいのですが。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

日本の消費者が「デジタルコンテンツでもっともイライラすること」は?【アドビ調べ】 (Web担当者Forum)

ECサイトなど、デジタルコンテンツを扱うサイトのアンケート調査結果です。
記事のタイトルにある「イライラすること」で「コンテンツを見つけるのに時間や手間がかかる」的な選択肢がNo.1を取っているのは、(そういう設問に流されてチェックした人がいるにしても)その多さは意外でした。
WebサイトのUIはかなり洗練されてきていますが、まだまだ改善すべき点はあるということでしょうか。
それにしても、1日のデジタルコンテンツの利用時間が若い人で6時間とは、さすがに費やし過ぎなのでは、と思ってしまいます。

UIでアイコンを使用するためのチェックリスト (UX MILK)

アイコンデザインや使い方に関する記事です。
一通り大事な要素が書かれていますが、馴染みの薄いアイコンにはテキストも入れる、というのは見つけやすさの観点で重要だと思います。
最後のほうで書かれている「プラットホーム(OS)に合わせる」というのも大事ですが、シェアアイコンなどはふるまいや位置付けがやや異なるのが悩ましいところです。

【カラーユニバーサルデザイン(CUD)】色覚障がい(色弱)に配慮したwebサイトを作ろう : ビジネスとIT活用に役立つ情報 (アーティス)|https://www.asobou.co.jp/blog/web/cud]

Webアクセシビリティに関する記事です。
色覚障がいについての基本的な知識やwebサイトの設計で気をつけること、チェックツールなどが詳しく紹介されていて参考になります。
こうしたガイドラインやツールは最近かなり充実してきていて、良いことと思います。

非常口のマークが「緑色」に変わった、極めて重要な理由 (ねとらぼ)

非常口のマークについての雑学風記事です。
補色が関係しているとのことで、他にも似たような例はありそうではあるものの、思いつきませんでした。
ピクトグラム自体が標準化されてきているとのことですが、まだまだ海外では独自のサイン(というかテキストのみのもの)もあるので、出かけるときは覚えておいたほうが良さそうです。
なお、この記事を読んで、映画館で上映時に非常灯が点灯しなくなったのはいつからだっけ、とかいろいろ調べるきっかけになりました。

Youtube Channels You Must Follow If You Are A Designer (Prototypr)

YouTube のUXデザイン関連のチャンネルについて紹介している記事です。
この中でニールセン・ノーマングループのチャンネルはけっこう有名で、私もいくつか見たことがありますが、この記事の筆者はちょっと短すぎると言っています。
それ以外は見たことのないチャンネルが多かったので、いくつか覗いてみようと思っています。
ただ、個人的にテキストの記事のほうが頭に入ってくるように思うのは、ただ単に英語力の問題なのでしょうか。

12 Impressive Examples of Vertical Lettering in Web Design (Speckyboy)

縦書きのテキストを利用しているwebサイトの紹介記事です。
様々な種類の縦書きが紹介されていますが、主にグローバルナビゲーションが縦に配置されたものと、視覚的表現としてタイトルなどが縦書きになっているものの2通りがありそうです。
前者はユーザビリティが低下する恐れもあると思いますが、後者は意外と目を惹くデザインで、これはこれでありかなと思います。
日本語であれば横書きも縦書きも行けるので、その点便利ですね。

UX関連記事 (2019/3/18)

オリンピックまであと500日、ということで各所でイベントがあり、私は「パプリカ」を歌っている Foorin を見る機会がありました。小学生なのに受け答えがしっかりしていてびっくり。私も昔からこれくらい明瞭な受け答えができていれば・・・なんて考えてしまいました。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

ユーザーはほしいものを知らないから行動から見つけよう (UX TIMES)

ユーザーの意見ではなく、行動から新しいアイデアを見つけるという記事です。
ヘンリー・フォードの有名過ぎる言葉が出てきますが、そうやって特徴的な行動を見つけても、いかに有効なソリューションに結びつけることができるかがやはり難しいです。
文中で出てくる TikTok の事例のように、「組み合わせたらどうか?」といったオズボーンのチェックリストにあるような項目と照らして考えていくのが良いのかなと思いました。

「消極的な人」のユーザー体験を考える--ハードルはどこにあるのか (ZDNet Japan)

消極的な人向けのデザインに関する記事です。
消極的、というのは心理的ハードルが高いということで、個人的には性格的なものではなく、状況により誰しもありえるのではと思います。
そういった場合に、記事の中でいうところの「言い訳オブジェクト」が役立ちそうですが、要は「行動を起こす大義名分」とか、「背中の一押し」が必要なのかなと思います。

活用事例からみるマウスインタラクション (UX MILK)

「マイクロインタラクション」の間違いかと思いましたが、どうやら「マウスのインタラクション」ということで合っていたようです。
最近の Webサイトではビジュアルにこだわるあまり、ファインダビリティが犠牲になっているケースが多いと思います。
この記事を読んで、それらがすべて悪いと言ってしまうのではなく、インタラクションで補うことによってビジュアルとの両立を図るのも取りうる手段のひとつだと感じました。

これは分かりにくい... 「デザインの敗北」喫したトイレマークが話題 (Jタウンネット)

トイレのピクトグラムに関する記事です。
確かにこれはわかりにくく、テプラが貼られているのも頷けます。
伝わりやすいデザインを目指してそれが伝わらない、というわけではないので、デザインの敗北というよりは、単純に良くないデザインということだと思います。
最後の写真ならわかるように思うので、照明とか、使われる条件を考慮しつつデザインするのが大事なのだなと思います。

Phones Keep Getting Larger: Here’s How to Design for Them (Design Shack)

巨大なスマホが増えてきていることへのデザインに関する記事です。
主にWebサイトのデザインに関して、「ユーザーは片手ではなく両手で使う」とか「重要なコンテンツは中央に」とかいったような、巨大なスマホの場合の注意点がわかりやすく記載されています。
スマホの画面サイズはだんだんと大きくなってきたために、つい今までの延長でデザイン検討することが多いように思いますが、そのあたりの意識を切り替えるときに来ているのかもしれないと思いました。

81 Principles of Good UX Design (DaX)

81個のUXデザイン原則について解説した記事です。
これは元々昨年出版された "101 UX Principles" という本の101個の原則から、今年になっても重要だと思われるものを81個抜き出したということで、かなりのボリュームがあります。
内容としてはUXというよりUIに関する原則が多いように思いますが、確かに留意すべき事項が多いです。
原著はまだ翻訳本が出ていないのですが、読んでみたくなりました。

UX関連記事 (2019/3/11)

週末にタンスを購入したのですが、設置してみるとガタガタして安定しません。デザインはおしゃれで良いのですが、やはりそういう基本的なところがしっかりしてないとだめですね。。
さて、先週一週間くらいで私の気になったUX関連の記事を紹介します。

UIデザインにおける赤色と緑色の使い方 (UX MILK)

https://uxmilk.jp/78670

UI上で赤と緑の使い方に関する記事です。
それぞれの色を使う場面と具体的な事例がまとめられています。
忘れてはいけないのが、最後のほうに書かれているアクセシビリティの対応で、これらの色を使うときは特に注意が必要です。

[【サイト運営者必見】ユーモアと心理戦で購読停止させない工夫 真似したくなる購読解除ページ実例11選 (SeleQt)

メルマガなどの購読停止UIに関する記事です。
購読停止というと、わかりにくくして停止できないようにするダークパターンが思い浮かびますが、ここではそういったものは紹介されておらず、主に頻度などカスタマイズできるコントロールを提供したり、見応えのある映像などを表示したりしている例が紹介されています。
そもそも購読停止しようと思わせないようコンテンツや配信タイミングを検討することが必要ですが、なかなか難しいかもしれません。

東京都内のおすすめWebデザインスクール10選【2019年版】 (Workship MAGAZINE)

おすすめのデザインスクールの紹介という記事です。
基本的にはwebデザインのコースが主ですが、UXデザインコースもあるようです。
普段仕事をしていると、こういうところでしっかり学ぶ必要性を感じる場面もありますが、なかなか時間が・・・というのは言い訳でしょうか。

Good vs Evil UX Design (LIMINA)

良いUXデザイン、悪いUXデザインについての記事です。 悪いデザインについてはダークパターンとして、いくつかの要素と実際の使用例が載っています。 中でもキャットフードの事例はちょつとひどいです。
良いデザインについては、最初のほうで語られているように、普段さほど目立たないということがあるので、常日頃から意識して見つけようとする態度が大切なのだと思います。

Where Is The UX Industry Headed In 2019 & Beyond? (UX Planet)

UXデザインに関するこれからのトレンドについての記事です。 1番目で紹介されている倫理的なデザインについては、UXデザインがビジネスにとって必要不可欠、となってくるにつれ、さらに重要度を増すと思います。
2番目はリーンUXリサーチという用語が登場していますが、これもUXリサーチが当たり前のプロセスになってからの話だと考えると、個人的にはどちらも日本ではまだまだこれからの話なのかなと思います。

A comprehensive list of UX clichés (fastcompany)

UX に関する決まり文句についての記事です。
どれもどこかで(UX の重要性を語るときや UXデザインプロセスの中で)聞いたことのある言葉ばかりですが、これらについて皮肉たっぷりに説明されています。
ひとつひとつ読んでいくとかなりおもしろいですが、たまにグサっと刺さるものもあって複雑です。